Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

2012年を振り返る

これから実家に帰省するので、今日が年内最後の更新になる。そういうわけで、例によって、今年一年を振り返っておきたい。

去年の今頃は、まさか今のような晴れやかな気分で一年を振り返ることができようとは、想像だにしなかった。去年は本当に厳しい一年だった。ひとえに副学部長職が肉体的・精神的にきつかったからだが、その仕事が(辞表を出さないかぎり)今年の9月末まで続くことが決まっていたので、今年も去年と同じような一年になるだろうと思っていた。

ところが、蓋を開けてみたら、今年はこれまでの人生で最良の一年になった。子宝に恵まれたことだけでも素晴らしいことなのに、15年ぶりにバンド活動を再開させることができたし、研究のほうでも、執筆開始から10年以上を要してマルサス論(英語)を海外ジャーナルに掲載させることができた。胆石の除去手術もうまく行った。副学部長職も大きなミスを犯さず2年間の任期を全うすることができた。本当に良いこと尽くしであった。

それと、活字の形ではまだ出ていないが、研究のほうもかなり高密度で取り組んだ。学内行政の合間の細切れな研究時間を最大限に活動して、新しい研究を複数同時に進行させた。10年ぶりのエディンバラ訪問、3年ぶりの国際学会での研究報告(コルシカ)も実行できた。

来年は家族三人の新しい生活から始まる。3月にはT中先生・S藤先生という二人の恩師が東鴨川大・北大和川大を定年退職される。いろいろな意味で、これまで以上に精神的な自立を要求される立場になる。心地よいプレッシャーとして受け止めたい。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。1月6日まで更新を停止させていただきます。休暇明けの7日に更新を再開いたします。