Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学方法論フォーラム・・・どころではなくて!

昨日・今日の2日間、経済学方法論フォーラム@徳島文理大学。SSKさんとHRSさんの報告を拝聴する。議論にも積極的に参加する。

研究会それ自体はなかなか充実した内容だったが、出張としては最悪であった。初めての徳島出張だったので、ついでに巡りたい場所もいくつかあったのだが、25日の夜に12期生4名が卒論ファイルを送信してきために、すべてぶち壊し。2日間、往復の高速バスの待合室&車中でも、ホテルの部屋でも、寸暇を惜しんでひたすら卒論の添削に励まざるをえなくなった。だが、「この日より遅れるとチェックする時間がないから必ず守るように!」と定めたゼミ内最終締切(冬合宿までに提出!)を過ぎてからの提出本数が多すぎて、時間が絶対的に足りない。可能なかぎり頑張ってみたが、それでも限界がある。K島、M野さん、K分君の3名にフィードバックするのがやっと。

提出が遅いゼミ生は、文章を書くことに苦手意識があり、実際提出された論文でも論理以前に日本語が破綻しており、意味のとれない文章が頻発する。これが大学4回生の国語力かと思うと悲しくなる。さらに、あれだけ幾度も説明したにもかかわらず、参考文献リストの表記がハチャメチャ。あるべき文献がなく、なくてよい文献があったりする。自分の書いた原稿を見直した形跡がほとんどない。特にF君の原稿はひどく、4時間以上費やしても、いまだに添削が終わらない。

本当に厳しい状況になってきた。明日・明後日は自宅の大掃除&150枚の年賀状書きでつぶれる。30〜5日は妻子と実家に帰省中。7日は終日入試関連業務でつぶれる。そして8・9日が教務センターへの卒論提出締切である。おそらく僕の頭越しに(=事前チェックを受けずに)卒論を教務センターへ提出するゼミ生も出てくるだろうが、彼らの日本語力の低さを考えると、副査の先生がすんなり合格点を出すようには思われない。不測の事態を避けるべく、指導教員である僕が事前の添削を買って出たわけだが、その親心はついに通じなかったようだ。どうしてこんなことになってしまったのか? アルバイトのやりすぎか? 単なる認識の甘さか? しかしなぜこの学年で?

今日になってYMD君、Y梨君から原稿が送られてきたが(もちろんチェックする時間はもう残されていない)、Y田さん、OYG君からはいまだに送られてこない。納期を守るのは社会人の基本中の基本であり、納期を幾度も守れなかった者を社会人として送り出すことはできない。そもそも社会人としての資格がない。成績評価が不可となれば、もう一年頑張ってもらい頭を冷やしてもらうしかないだろう。もちろん、就活もやりなおしになる。

卒論までは申し分のない活躍を見せてくれた12期生であったが、最後の最後で大失速。過去最悪の状況に陥ってしまった。たいへん残念な2014年末である。

【10425】