明後日から実家に帰省するので、いろいろと慌ただしい。掃除、買い出し、年賀状書き。年賀状は、今日一日だけで100枚ほど書いた(とにかく時間がないので宛名書きの一部を初めて妻に手伝ってもらった)。
12期生の卒論には本当に頭を悩ませている。最終稿提出締切は21日だったのだが、いまだに提出しない学生がいる。提出したものの添削不能なほど文章が支離滅裂な学生もいる。明らかに異常な事態である。過去最悪である。
12期生(2011年度入学生)から卒論が必修化されたが、少なくともnakcazawaゼミに関しては、必修化によって卒論執筆へのモチベーションが明らかに下がった。大学4年間の総決算、自分自身に落とし前をつける儀式としての卒論執筆ではなくなり、卒業のための単なる手段になってしまった。内発的動機が外発的動機に変質した。これが12期生が最後に大失速した主たる原因だと僕個人は考えている。「企業から内定をもらっている自分を落とすはずはないだろう」という慢心もあったのではないか。「自分は価値あることをやっている」というプライドの大切さを改めて思い知らされた。
たいへんつらい苦渋の決断であったが、再三にわたって提出遅延を繰り返した何名かの12期生に卒論評価「不可」を本日通告した。とても副査の先生に読んでいただけるレベルに達していない。必修科目なので、卒業はできず、就職活動もやりなおしになる。彼らには頭を冷やして、ゼロから再スタートを切ってもらおう。実社会はもっともっと厳しいよ。
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