Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

14期生座禅会@霊山観音

八坂の塔


nakcazawaゼミ新3回生の春の恒例行事「座禅会」を今年も行った。

今回で通算12回目になる。先輩になる(後輩ゼミ生を迎える)という自覚を新3回生に促すべく、新3回生全員の参加を大前提としているため、毎年日程調整に苦慮しているものの(アデレード・短期留学プログラムへの参加者がいると3月中旬まで帰国しない)、何とかギリギリのところで、新3回生全員がそろう日程を設定できている。僕個人としては春為会の翌日は避けたかったのだが、他の日程での開催が不可能だったので、昨夜のアルコール摂取量を抑えて今日のために体調を整えた。そのご褒美なのか、これ以上申し分ない晴天に恵まれた。

京阪丹波橋駅・9時半集合だったが、16名全員が時間通りに集まった。優秀、優秀。幹事(K本さん・T中君)から立派な座禅会の栞が配られてビックリ! 用意周到だな。午前中の行事(工場見学)はこれまでビール(長岡京サントリー)かウィスキー(山崎・サントリー)のどちらかだったが、今回は幹事が新機軸を開拓してくれた。長年待ち望んでいた、初めての日本酒である。これは期待できそうだ。いざ、キンシ正宗の酒蔵へ!

長岡京や山崎ではコンパニオンさんによる案内で、製造行程の解説も一般向きの平易(表面的)なものだったのに対して、キンシ正宗では製造部長の田中明さん(何と千里山大学長の楠見先生と共同研究されているらしい)による案内で、製造行程の解説も理系的知識にもとづく詳細で本格的なものだったことに、まず驚かされた。また、蔵出しの酒を何種類も試飲(飲み比べ)させてもらえて、日本酒の世界の奥深さを実感できた。初めての見学だったため、蔵があんなにも寒いとは知らず、震えっぱなしだったことだけが誤算だったけれども、あれだけの充実した内容の見学をわずか1人300円で経験させてもらえるなんて、実にお得である。ロケーションも良いし(丹波橋駅から徒歩6〜7分)、来年以降もまた訪れたい。ただし、防寒対策だけはしっかりと!

昨年同様、四条河原町の「ミュンヘン」で昼食をとった後、安井金毘羅宮に一瞬立ち寄って、13時半から霊山観音にて座禅会。今回は不思議なことに座禅の最中、時間がなかなか経過せず、たいへん長く感じられた。ビザがらみの雑念が多かったのだろうか。

そして、座禅会後の体験学習のほうでも幹事は新機軸を開拓してくれた。まったく想像もしていなかった「ミニ提灯作り」である。今熊野の小嶋商店さんにお世話になった。

http://kojima-shouten.jp/?page_id=757

工房はややわかりにくい位置にあったが、(何と!)幹事のK本さんが昨日下見に来てくれていたおかげで、スムーズにたどり着けた。そして、その「提灯作り」も実に興味深かった。作業それ自体が面白い。ご指導くださった提灯職人・小嶋俊さんが実に親切で、説明もわかりやすい。完成後のライトアップも実に美しい。1人3000円でこれだけ楽しめるなんて、大満足!

今日は14期生の成長を実感する一日でもあった。K本さん・T中君の驚異的な幹事能力は、新3回生の時点では、ゼミ史上最高レベルと言ってよい。これだけの段取りを自力で(僕にまったく頼らずに)整えたのである。しかも新機軸をいくつも開拓して。1月の時点ではまだバラバラ感の残っていたメンバーも、ずいぶんと一体が増していた。海外留学から戻って半年ぶりに合流したY井君がとても自然な形でゼミに収まってくれていることも嬉しい。今日の様子を見ているかぎりでは、スカイプによる指導でも、半年間、十分に積極的に活動してくれるように思う。安心してオーストラリアに飛べそうだ。

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