夕食後、英会話の勉強を兼ねて、『オズの魔法使』のDVDを見る。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2000/07/14
- メディア: DVD
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『ローマの休日』『サウンド・オブ・ミュージック』と並ぶ、僕が好きな三大映画の一つ。脚本・演出・キャスティング・特殊効果、すべての点で完璧。世界初のカラー映画であるらしいことは、今日初めて知った。これまで何度見たのかわからないくらい見ているが、見るたびに新しい発見がある。*1原作のほうは英語原文と邦訳の両方で読んでいるのだが、謎解きの宝庫で、その謎解きがいつまでたっても終わらない。たまたまWikipediaを読んで、声をあげそうになるほど驚いた。「OZは一般的には「オージー」オーストラリアを意味する。ニコール・キッドマン主演の『オーストラリア (映画) にはこの映画が上映される場面があり、希望を象徴する重要な要素になっている」だって。オーストラリアに来てからそれをようやく知るなんて奇遇すぎる。これまでもずっと「『オズ』ってどういう意味なんだろう」とぼんやり疑問に思っていたのだが、たしかにそのまま読むと「オージー」だ。家族を日本に残して一人でオーストラリアにいる今、"There's no place like home."というセリフがこれまで以上に身に染みる。
経済思想史研究者としての僕の二十余年の仕事は、思い切り大胆に言えば、バーク『フランス革命の省察』とマルサス『人口論』の謎解きをやってきたと言ってもよい。この二冊にライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使』を加える日がいつか来るかもしれない。『オズ』には以下のような様々な解釈が存在するみたいだが、いったいどれが本当なんだろうか?
http://matome.naver.jp/odai/2136539623575869201
http://www.synchronature.com/Finance/Oz.html
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-219.html
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/32260/20141016185644587727/OubeiBunkaKenkyu_5_211.pdf
*1:調べてみたらこの前に見たのは2008年6月のようなので、7年ぶりになるのか。