今日はクリスマス。娘のお友だちKHちゃん(&お母さん)とKRNちゃん(&お母さん)をわが家に招いて、クリパを開催する。普段は御射山公園で一緒に遊び、しばしば昼食をともにする間柄。とても賑やかで楽しい一日だった。
ここで話が終わらないのが、最近の悲しいところ。
娘が寝付いた後、13期生の卒論4本を添削する。「どうしてこんな日のこんな時刻にやらなきゃならんのだ!?」という理不尽さを噛みしめながら。腹が立つやら、情けないやら。それ以前に、これまでの脳みその酷使による疲労が尋常でない。頭が重い。眠い。残業手当を要求したいくらいだ。しかし、当然ながら無償労働である。
8月末の初稿提出時点ではむしろ順調な執筆状況だったのに、その後の失速(怠惰)は目を覆いたくなるほどひどいものであった。彼らの卒論が不可になって留年しても、僕は「事業自得!」と言えばすむ話で、痛くも痒くもないはずなのに、どうして彼らの確実な卒業のために僕が自分の時間をここまで犠牲にしているのか、本当にわけがわからない。しかし、ゼミ内締め切りを厳格に適用していたら、19名中半分以上が不可になってしまう。彼らの多くが「就職先が決まっているのだから卒論が不可を食らうはずない」と高をくくって(僕の足元を見て?)怠惰を決め込んだのだとすれば、カリキュラム上の卒論の必修化は大失敗と言わねばならない。必修科目でなく選択科目だった時のほうが、卒論の執筆状況も最終的な出来栄えもはるかに良好だった。必修化以後の12期生・13期生における卒論のレベルの全般的低下は残念としか言いようがない。来年の今頃、14期生には同様の失敗を絶対に繰り返させてはならない。
今日で13期生19名中18名の卒論添削が終了。明日は午後から経済学方法論フォーラム@関学で研究報告だが、1名だけどうしても現時点で合格点に届かない卒論があるので、午前中に当事者を千里山に呼び出して個人指導する。それ以外に方法がない。本当に疲れる。異常事態である。