Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

15期生卒業式

数日前から雨天が予報されていたが、晴れ男の念力が通じたのか、日中は雨が降らず、曇天で持ちこたえてくれた。

15期生は18名だったが、途中1名が休学(→留学)し、残る17名のうち16名に卒業証書を手渡した(1名留年)。16期生が裏方として細かい配慮をしてくれて、想像していた以上に華やかな場になった。

区切りの大学教員生活20年目。区切りの15期生。10歳ほどしか年齢が違わなかった1期生とは、年の離れた兄のような立場で接することが可能であったが、15期生とは27歳もの差があり、すっかり父のような立場である。同じ言葉を発してもゼミ生への伝わり方が根本的に異なってしまっている。西日本インカレで審査員特別賞(3位)を受賞したものの、全体として見れば、彼らの潜在能力を十分に発揮させられたとは言い難い。一人一人の素材は14期生よりもむしろ高いくらいなのに、学びへのmotivateがなかなかうまくゆかず、卒論のレベルが低く、正直なところ、悔いが残る学年である。プライベート(2人の子ども)と行政(研究推進部)でゼミ指導に割ける物理的な時間が激減してしまったことも痛かった。なかなか本気モードになってくれない男子学生の指導にとりわけ苦労したが、しっかりものの女子学生に大いに助けられた。

謝恩会(@中津のイタリア料理店)に招待していただき、ご馳走になった。恐縮である。

ただ、学生たちが次々と早退して別の会場(部活・サークル・旅行など)へ向かうのは、時代の流れかな。僕の学生時代なら、みんな最後まで残って先生を駅まで見送ったはず(それが礼儀だと思っていた)。確かに時代は変わったな。いや、僕がオッサンになっただけか。彼らが彼らなりのやり方で謝恩してくれたことを素直に感謝しなきゃいかんなぁ。