指導院生Jさんの学位授与式(修士)に出席する。
Jさんは僕が大学院で指導する学生としては7年ぶり4人目にあたり、初の女性、初の留学生である。*1千里山に奉職して21年になるが、これまで指導してきた学生の中で彼女は間違いなく最も勤勉かつ優秀な学生の一人であったと断言できる。2年半前に初めて面会した際にはたどたどしかった日本語が、「読み」「書く」「聞く」「話す」のすべてにおいてここまで上達するとは、本当に驚きを禁じ得ない。精励刻苦の賜物であろう。今日ははるばる雲南省からご両親が参列してくださったので、そのご足労に少しでも報いたいと思い、たどたどしい中国語であいさつする。もちろんメモを見ながらであるが、何とか通じた模様。*2子どもを思う親の気持ちは古今東西変わらないことを実感する。12時半前に終了。
14時半。1年間休学してフィリピンとオーストラリアで留学生活を送っていた16期生OHRさんが帰国の挨拶に来てくれたので面会する。4月から17期生に合流してもらうことになるわけだが、もともとパワフルな彼女が留学を経てますますパワフルになって帰って来てくれた。これは本当に頼もしい。
夜はJさんと学部ゼミ生有志(=新16期生)による謝恩会@西梅田に招かれ、ご馳走になる。1年間、4人で活動したゼミを「楽しかった。充実してました」と言ってもらえて、ここ1-2年の苦労が報われた。
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