Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

親子なので

授業は3限(4回生ゼミ)と5限の2コマだけなのだが、毎度のごとく5限のワークショップの下準備にかなり多くの時間を奪われるので、月曜日は授業と授業準備以外にはほとんど何もできない。しかも、一日中雨が降ったりやんだりで、低気圧のせいか眠気との戦いも。

ロシア語の勉強に少々飽きてきたこともあり、今日の通勤時には久々に英会話の勉強を。かれこれ20年近く使い続けている音声教材だが、実に良くできている。生活音・雑音に紛れて聞こえてきたりこなかったりする(発話者それぞれの)癖の強い英語は、NHKの講座のように発音が美しすぎず、まさに実戦対応版となっている。

一昨日の息子の散髪の写真を母に送ったところ、幼い頃の僕ににそっくりだと返信があった。僕自身は「息子の顔つきは妻のお父さんに似ている」とずっと思っていたわけだが、自分の幼い頃の写真を出してきて見比べたら、確かに自分とも似ているような気がする。実際、親子なので、似ていても何の不思議もないわけだが、それでもやっぱりうれしいね。息子がますます愛おしく思えてきたよ。

ちなみに右の写真は実家が営んでいた串カツ&うどん屋の店の前で撮ったもの。6, 7歳くらいかな。提灯の後ろに「天」という漢字の下半分が見えるはず。「三天」が店の名前。

【7779】

旧友とZoomで旧交を温める

休日。友人M君&奥様(Fさん)とZoomで旧交を温める。リアルタイムでのコミュニケーションは2019年5月4日*1にお二人がわが家を訪問してくれた時以来となる。M君は東鴨川大学の同級生で、1990年にシベリア鉄道で一緒に旅した仲である。あれから30年超。お互い、寄る年波に勝てず、過労がたたって本調子から遠い体調であるため、健康に関する話題が中心となる。

『ロシヤ語四週間』の復習(2巡目)は104ページまで(全366ページ)。内田健介さんのロシア語文法講座の動画(YouTube)を視聴。

今日(今朝)の「がっちりマンデー!!」はたいへん面白かった。これは今後の講義のネタに使えるな。

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息子が初めて散髪屋さんで髪を切ってもらう

休日。妻と娘は下鴨神社の手作り市へ。息子のお守り役を命じられた僕は、二人一緒にヘアーズキタムラさんへ。僕が髪を切ってもらっている間、息子は家から持参した鉄道と仮面ライダーの図鑑を静かに読んでいた。息子は「お利口に待っていられたら、帰りがけにご褒美のジュースを買ってやるぞ」と父親に言われて付いてきたわけだが、初めて体感する散髪屋さんの独特な雰囲気に次第に惹かれていったようで*1、「お前も髪の毛を切ってもらうか?」と尋ねたら、(来るまでは頑なに拒否していたのに)首を縦に振った。そんなわけで、息子は本日、初体験の散髪屋さんで髪を切ってもらい、最後は超ご満悦に。良かった、良かった。

僕が35年以上も通っている散髪屋さんで、息子(5歳)が髪を切ってもらうことになるなんて、何とも言えない感慨が沸き上がってきた。

ロシア語の勉強は毎日わずかな時間でも続けたい。内田健介さんのロシア語文法講座の動画(YouTube)を視聴。

【3918】

*1:おかみさんが待っている息子のためにアイスクリームを出してくださったことも大きい。感謝。

大学院の金曜日

2・4・5限、大学院。KBHくんの書く日本語(発表レジュメ)のクオリティの上昇が著しい。たいへんうれしい。アフターセッション@HUB茶屋町。秋学期の大学院の授業内容について、履修者のDNくんとKBKくんから意見を聴く。とても良いレスポンスが得られて、有益な時間を過ごせた。

【9717】

語彙力の低さがボトルネック

2限、経済学説史(スミス『道徳感情論』最終回)。3限、21期(3回生)ゼミ(弁証法1回目)。5限、人権特講(ミル『女性の解放』2回目)。授業の前後、合間の時間はすべて、合同ゼミ関係の連絡メールの送受信に追われ、何とも慌ただしい一日。天六のマッサージに立ち寄ってから帰宅。

『ロシヤ語四週間』の復習(2巡目)は93ページまで(全366ページ)。このテキストは語彙が豊富なため、自分の語彙力の低さがボトルネックとなり、なかなかペースアップできない。でも、1巡目よりは格段にスラスラと読めるようになっているので、それをうれしく思う。

つい先日、新しい論文が公刊された。

・「マルサス経済学の知性史的文脈――ロックの認識論から『人口論』へ、そして『経済学原理』へ――」『マルサス学会年報』第31号, 2022年3月, pp.33-66.(実際に公刊されたのは5月)

オンライン版が存在しないため、リンクを貼れないのが残念である。2021年度はかつてなく多産な一年で、総計6本の論文を執筆・公刊した(査読パス→公刊決定も含む)。ただ、心身を酷使した反動で3月末から体調不良に悩まされ続けているのは、何とも皮肉なことである。

【9645】

合同ゼミの準備でドタバタ

2日連続で授業も会議もないので、終日授業準備に専心するつもりだったが、深草大KMNゼミとの合同ゼミ(6月18日)の出欠に関する返答が曖昧なnakcazawaゼミ生が想像以上に多く、そのために大量のロスタイムが発生し、準備がなかなか進められない。自分本位なのは全然かまわないのだが、自己都合で他人を振り回す(他人の時間を奪う)ことはご勘弁いただきたい。こちらはあなたたちの何倍もタイトなスケジュールで動いているわけだから。この種の「マイルドな自己中」をいかに自覚・反省させるかが、今後のゼミ運営の課題であるよな。みんな無自覚すぎるわ。

夜、そのKMN先生と合同ゼミの細部を詰めるためのミーティング。

『ロシヤ語四週間』の復習(2巡目)は89ページまで(全366ページ)。

【7424】

研究をなかなか再開できない

授業も会議もない貴重な火曜日。明後日(木曜)の授業の予習、20期生の卒論指導用の資料の整理、大量の仕事メール(ゼミ生・事務方・出版社・学会関係者)の送受信など。自分の研究をなかなか再開できない。

『ロシヤ語四週間』の復習(2巡目)は83ページまで(全366ページ)。

【8023】

ちょいきつい・ちょいつらい

土日両日ともに休めないまま、新しい週が始まってしまった。体力的にさすがにちょいきつい。

授業は2コマ、3限が20期(4回生)ゼミ、5限がワークショップだが、5限が準備に時間を要する内容(ゼミについて)だったため、空きコマの2・4限ともにその準備で潰れてしまう。5限終了後も、日中に届いたメールの返信を書いているうちに2時間以上が経過してしまい、やりたいこと・やるべきことの10分の1もできないまま、大学を出る時刻となる。

3月末以降、体調(肺機能低下)への配慮から仕事ペースを意識的に落としているので仕方ないとは言え、溜め込んでいる仕事をいっこうに片付けられないのはちょいつらい。7月末締切の経済学史教科書(分担執筆)は3月24日以来まったく進んでいない。2か月以上も執筆が止まっている。そろそろ何とかしなければならないのだが、いかんせん、頑張りがきかない。

【8837】

経済学史学会第86回大会(第2日)

学会2日目は自宅PCから参加。午前の報告2本、午後の共通論題を拝聴する(視聴のみ、発言なし)。学会終了後、風呂、晩ご飯という流れになり、結局一日中自宅で過ごす(外出なし)。

『標準ロシア語入門』の復習(2巡目)を終えたので、今日から『ロシヤ語四週間』の復習(2巡目)を開始する。全366ページ。今日は64ページまで進む。最初のあたりはまだかなり平易なので、サクサク進む。

このテキストを最初に完走したのは2021年8月29日。その直後、2021年9月上旬に2巡目を始めようとしたが、タイミング悪く東大集中講義のために中断を余儀なくされ、そのまま手付かずになっていた。初級~中級レベルのテキストでは、最も文法解説が詳しく、語彙も豊富なので、最初の完走までにかなり骨が折れた記憶があるが、名著であることは間違いない。昭和36年(1961年)初版。amazonにこのような好意的なレビューが寄せられているが、本当にその通りだと思う。

若い人は、目も向けない教科書なのかもしれない。しかし、実にしっかりと書かれた教科書だ。長い風雪に耐えた教科書とはこういうものなのだろう。数詞、比較級、動詞の変化など、しっかりと書かれており、あらためて納得するような記述も多い。動詞の変化も全面的にしっかりと記述している。今の普通の教科書がいかに手抜きかがよくわかる。・・・入門書としては不適だと思う(大半の人は挫折すると思う)。普通の基本書をほぼマスターした後の基礎固めとして用いるのが良いと思し、得るところすこぶる多いはずだ。

ここ数日のうちに、僕の長年敬愛するバンドの1つYESのドラマーAlan Whiteが亡くなったり、拙稿が掲載されている『マルサス学会年報』第31号が届いたりしたけれども、それらについてはまた後日、時間的・体力的余裕ができた時にでも。

【0】

経済学史学会第86回大会(第1日)

淀屋橋のビジネスホテルから大学へ。9時過ぎに到着。学会開始まで1時間半近くあるので、司会(14時40分~15時40分)の準備に充てる。英語報告の司会は今回で4回目だが、オンラインで務めるのは初めて。うまくできるかどうか不安なので、必要になりそうな表現をこの本を参考にしてリストアップし、予行演習も行う。

10時半から学会に参加。18時過ぎまでフル稼働。*1

jshet.net

常任幹事(研究奨励賞選考委員会委員長)として総会(13時半~14時半)で選考結果を報告する。授賞者のOZWさんとNSBYSさんはどちらも昔からよく知っている期待の若手だが、その二人がこのように立派に成長した姿を見せてくれたことは、本当にうれしい。授賞の言葉も二人ともそれぞれ素晴らしいものだった。

司会を務めた英語報告は、参加者22名(うち2名が海外からの参加)というまずまずの盛況。ただ、報告者EHRさんのネット回線が思わぬ不調に見舞われ、報告途中で三度も落ちてしまい(→EHRさんが画面上から消えて報告が中断)、時間管理がかなり厳しくなる。自分の専門分野から遠い報告内容(宇野弘蔵の信用論)であるため、EHRさんの論文を内在的に十分に理解することができず、せめて司会進行役だけでもしっかりこなそうとかなり入念に準備したつもりだったが、結局トラブルにうまく対応できなかった。*2反省点ばかりで凹んだが、報告終了後にEHRさんから感謝のメールをいただき、それが救いになった。

指導院生KBK君は今日が実質的な学会デビュー。ゾンバルト報告で大胆にもいきなり挙手・質問していたので、傍目に見ていて冷や冷やした。

帰宅後、豊ノ島の引退相撲・断髪式をYouTubeで視聴する。

【5568】

*1:ゾンバルト→ケインズ→総会→宇野→不変の価値尺度→招待講演

*2:フロアからの質問が少なかった場合に備えて、僕のほうでも報告者に対する質問を準備しておいた。結局、未使用に終わったが、専門外の論文に対してコメントを捻り出す作業&EHRさんとの事前のやりとりは存外楽しかった。