Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学史学会第86回大会(第1日)

淀屋橋のビジネスホテルから大学へ。9時過ぎに到着。学会開始まで1時間半近くあるので、司会(14時40分~15時40分)の準備に充てる。英語報告の司会は今回で4回目だが、オンラインで務めるのは初めて。うまくできるかどうか不安なので、必要になりそうな表現をこの本を参考にしてリストアップし、予行演習も行う。

10時半から学会に参加。18時過ぎまでフル稼働。*1

jshet.net

常任幹事(研究奨励賞選考委員会委員長)として総会(13時半~14時半)で選考結果を報告する。授賞者のOZWさんとNSBYSさんはどちらも昔からよく知っている期待の若手だが、その二人がこのように立派に成長した姿を見せてくれたことは、本当にうれしい。授賞の言葉も二人ともそれぞれ素晴らしいものだった。

司会を務めた英語報告は、参加者22名(うち2名が海外からの参加)というまずまずの盛況。ただ、報告者EHRさんのネット回線が思わぬ不調に見舞われ、報告途中で三度も落ちてしまい(→EHRさんが画面上から消えて報告が中断)、時間管理がかなり厳しくなる。自分の専門分野から遠い報告内容(宇野弘蔵の信用論)であるため、EHRさんの論文を内在的に十分に理解することができず、せめて司会進行役だけでもしっかりこなそうとかなり入念に準備したつもりだったが、結局トラブルにうまく対応できなかった。*2反省点ばかりで凹んだが、報告終了後にEHRさんから感謝のメールをいただき、それが救いになった。

指導院生KBK君は今日が実質的な学会デビュー。ゾンバルト報告で大胆にもいきなり挙手・質問していたので、傍目に見ていて冷や冷やした。

帰宅後、豊ノ島の引退相撲・断髪式をYouTubeで視聴する。

【5568】

*1:ゾンバルト→ケインズ→総会→宇野→不変の価値尺度→招待講演

*2:フロアからの質問が少なかった場合に備えて、僕のほうでも報告者に対する質問を準備しておいた。結局、未使用に終わったが、専門外の論文に対してコメントを捻り出す作業&EHRさんとの事前のやりとりは存外楽しかった。