Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

古書店とアフォーダンス?

午後にFD関係の会議の予定が入っていたが、急遽、明後日に振り替えられた。今日は担当授業がなかったために、大学に行く必要がなくなり、自宅で研究に専念。家にこもっているのは不健康なので、夕方に散歩がてら近所の古書店(福田屋書店)を訪れたところ、掘り出し物を多数発見、購入。そういう意味ではラッキーな日だった。夜は「乳姉妹」第13話を見る。

今やたいていの本はネットで探せば手に入る。でも僕は本と「出会い」たい人間だ。自分が「買いたい」と(自覚的に)思っている本は、金銭的な余裕さえあればいつでも買えるので、実はあまり興味がわかない。書店には頻繁に足を運ぶけれども、「・・・を買おう」と前もって心に決めて足を運ぶことはめったになくて、どちらかと言えば、書いている論文がなかなかまとまらなくて、頭を冷やすために書店に行くことのほうが多い。ぼんやりと書架を眺めて店内を歩いていると、突然ある本の背表紙が光を放ち始める。「読んでくれ」と語りかけてくる。そうやって手に取った本が研究上の膠着状態を幾度となく打開してくれた。不思議なことだが事実だ。知は僕の中にも本の中にもなく、僕と本とが引き合って作られる「場」の中から生まれてくる、と言いたい。僕は下記の本(読んだのはかなり前だが)で知った「アフォーダンス」という考え方をこんなふうにイメージしてしまうのだが、これで正しいのだろうか? もしこのブログを専門家がご覧のようでしたら教えてください。