おそらくここ半月ほどは関大に着任してから最高度の忙しさだろう。
新規担当科目(学部「特講2」と大学院「経済思想史研究」)の予習、各種委員会の仕事(FD部門委員会、学部と大学院のカリキュラム改革委員会)だけでも息切れ寸前。それに加えて、この後期はゼミ関係の仕事が特に膨張している。「就職活動報告会」「3期・4期合同ゼミ旅行」「卒業論文報告会」「法政大学との合同ゼミ(5期)」といった諸々の行事の準備も進めておかねばならない。そこに入試や高大連携が散発的に入ってくる。
これらの仕事をまともにこなしながら、時間の合間を縫って研究を進めるなんて、ほとんど神業に近い気がする。でも今の大学教員の大半がこうした神業を求められているのも確かだ。
僕の場合、論文3本(未完)と書評1本(脱稿)を同時に書き進めている。2年前に書いた論文のゲラが今ごろになって届く。校正しなければ。何とかもちこたえているが、さすがに身体はきつい。しかし後ろ向きの言葉は決して吐くまい。ポジティブに「フル稼働中」と記しておきたい。この日記だけはやせ我慢のように続けているが、「乱読ノート」まで更新する時間は全然残っていない。
今週・来週は公開授業週間で、今日の4限は「国際経済論」(S田さん担当)が公開されていた。見に行きたかったが、いかんせん、明日・明後日は学会。自分が研究報告を行なうだけではなく、他人の研究報告のコメンテーターを務めることにもなっているので、そのコメント準備のために見学は断念した。ところが、こんな時に限って、経済・政治研究所の自己点検報告書のデータ記入「至急」とのメールが。まさに今の僕が置かれている状況を象徴している。
明日は5時半に起きて、始発の新幹線に乗って、いざ岡山大学へ!