2006年度前期は研修期間なので、公式の担当授業はないのだが、ゼミだけは自主的に開講している。研究に専念したい気持ちも強いのだが、半年間もゼミ生を放置しておくわけにはいかない。そう思ってしまう最大の理由は、近年の就職活動環境の大きな変化だ。スタート時期(企業セミナーの開始など)が早まり、しかも活動期間が長期化する傾向が年々強まっている気がする。
3回生であれば、11月に入ったあたりから、ゼミ生の遅刻率・欠席率が高まり始める。全員での議論ができなくなる。合宿や対抗ゼミなどの予定も組みにくくなる。前期が国内研修の場合、ゼミは後期集中で開講されるわけだが、最悪の場合、ゼミが実質的に機能するのが二か月足らずになってしまう。だから、この最悪の事態に備えて、前期のうちにある程度のことは教えておく必要がある。
就職活動真っ只中の4回生前期の場合、ゼミを開講する必要はなさそうに見えるが、決してそうではない。就職活動情報を交換し合うための場所として、また、行き詰まった時の気分転換のための場所としても、案外大きな意味を持っている。一昨年前期の2部ゼミや昨年前期の3期ゼミには、そういう側面が強かった気がする。「ゼミやってるから時間の都合をつけて顔を出すんだよ!」って言えば、意外に集まってくるものだ。
そんなわけで、今日は自主ゼミの日でありました。
3・4限は5期(3回生)ゼミ。まだ2コマでのペースに頭も身体も慣れていないという印象。倍になった時間を有効利用できていない。もう少しテンポよく進めたいね。
5限は4期(4回生)ゼミ。そろそろエンジンがかかってきたようだ。前回とは見違えるほどに議論のテンションが高かった。テンポもよかった。特にK村さんの間髪入れない突っ込みが。見学者のおかげかもしれないけれど。