2週間咳き込み続けたせいだろう、左のわき腹がひどく痛む。肋間神経痛のようだな。抗生物質臭い息ともそろそろサヨナラしたい。
6期K村君と面会。それから執行部会議へ。乾燥した空気を吸うと咳き込んでしまうが、温かい飲み物で喉を潤せば咳きは何とか収まる。そのコツがつかめたので、長時間の執行部会議を何とか乗り切ることができた。4月から少しばかり重たい内容の委員会の学部代表委員になりそう。荷が重いな。
久しぶりに勉強の話。
僕の脳はインプットモードの時とアウトプットモードの時がはっきり分かれている。去年の秋は「存在の連鎖」論文にかかりっきりだったこともあり、完全にアウトプットモードだった。そのモードの時は本がとても読みづらい。脳が新しい情報をインプットされるのを拒否する。今ある情報の整理に専念させてくれ、と懇願してくる。実際、去年の秋の読書量は普段と比べるとかなり少なかった。決して読む時間がなかったわけではない。自由な時間が手に入っても、脳は本を読むよりも文章と論理を練り直すほうを自然に選んでいたのだ。
アウトプットモードがあまりに長く続いたために、新しい年を迎えてもなかなかインプットモードに戻れなかったが、病気で静養したのがきっかけとなって、完全にインプットモードに戻った。今は本が読みたくて仕方がないし、実際、暇があれば読み続けている。しかもすらすら読み進められる。その気になれば一日に新書一冊ペースも可能なくらいだ。
もっとも、咳き込みながら本を読むのはひどく疲れる。頻繁に休憩しないと身体がもたない。正岡子規の気持ちがわかるような、わからないような(もちろん結核ではないので血は吐いていない)。