Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

もっと頑張れ、ブックファースト@コトクロス

京大熊野寮


休日。2月2日と同様に*1、散髪ついでに京都の街をぶらぶらする。

本日のルート:ブックファースト(四条河原町)→無印良品&ジュンク堂(河原町三条)→善書堂(河原町今出川)→CAFE so what?(東一条鞠小路)→ヘアーズ・キタムラ(川端丸太町)→第一旭(聖護院)

コトクロスのブックファーストは、阪急河原町駅に直結という最高のロケーションながらも、品揃えはそれほど良くない。それ以上に不満なのが、スタッフのスキルがどちらかと言えば低いこと(特に書物に関する知識が乏しい)。大半が学生アルバイトなのだろうが、質問してまっとうな答えが返ってきたことがほとんどない。NHKライブラリーの棚の場所を尋ねたら、NHKブックスと間違えて案内された。「NHKブックスではなくてNHKライブラリーなんですが・・・」と言ったら、スタッフは困惑の表情を浮かべた。スタッフが「少々お待ち下さい」と言ってレジの奥に消えてしまい、そのまま何分も放置されてしまったこともざらにある。僕の質問はそんなにマニアックなのか? 求む、プロフェッショナルな書店員。

古書店・善書堂での収穫は大きかった。行安茂編『H・シジウィク研究』、内井惣七『科学哲学入門』『進化論と倫理』、福田徳三『生存権の社会政策』をゲット。特に最後の福田徳三を発見した時、心の中で歓喜の声をあげた。

最後はかつてのバイト先であるラーメン屋「らんたん」でしめるつもりだったが、残念ながら臨時休業だったため、仕方なく「第一旭」で代替する。いったん「ラーメンを食べる」モードに入ってしまうと、他のものを食べる気になれない。

往復の電車の中ではこれを読んでいた。千里山大経済学部の同僚による訳業。著者ピーター・マサイアスはオックスフォード大学名誉教授。経済史学界の超大御所。皇太子殿下のイギリス留学時の指導教授としても有名。数日前、訳者の一人であるK川さん(現学部長)から「『経済論集』に本書の「新刊紹介」を寄稿して欲しい」と依頼され、快諾した。

経済史講義録―人間・国家・統合

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