Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

安堵感と解放感

脱稿から数時間たちました。安堵感と解放感でいっぱいです。

常に全体とのつながりを考えながら書かなければならなかったので、5、6時間、ひたすら思考し続けて、やっと一行が書けるような日もありました。だから、新学期が始まって、細切れでしか時間を使えない状態だと、まったく書けなくなる危険を感じていました。どうしても新学期の開始までに初稿を仕上げたくて、ずいぶん無理をしてしまいました。盆休みも、父の墓参りに行った以外は、ひたすらパソコンの前に座っていたし。

初稿がただちにそのまま本になるわけではないですが、残りの仕事は「(ゼロから)書く」のではなく「(すでにできあがっているものを)修正する」ことがもっぱらなので、授業の隙間の時間でも何とか進められそうです。

近いうちに東鴨川のT中先生と北大和川のS藤先生に原稿を見ていただくつもりです。ゴーサインをいただいた段階で、どちらかの大学に学位申請をすることになるはずです。大学院重点化の直前に大学院生活を送ったため、制度変更の波に翻弄され、課程博士の申請資格を失う不運もありましたが、遅まきながら、これでようやく挽回できそうです。どれくらいの大きさの本になって書店に並ぶのかも楽しみです。

僕の学者人生にとっておそらくいちばん大切だったはずの(客観的には)長くて(主観的には)短い夏が、今日ようやく終わりました。明日以降は、中断していた「乱読ノート」を再開させるなど、少しずつ普段の生活に戻してゆきたいと思います。6期ゼミ(4回)生の卒論も読まなければなりません。新学期の講義レジュメも作り始めなければなりません。長らく着ていない冬用のスーツが着られるかどうかも確認しなければなりません。

とりあえず、今日はゆっくり寝ます。腹筋5セット。BGMはこれ。

ライヴ・オーヴァー・ヨーロッパ 2007

ライヴ・オーヴァー・ヨーロッパ 2007