nakcazawaゼミ・春の恒例行事「座禅会」を敢行した。
明日は卒業式だが、卒業式以降は僕のほうでeshet-jshet、YSS 2009など研究関係の予定がつまっている。他方、O江君が2月初旬からアデレード大学に短期留学していて、数日前に帰国したばかり。こんなわけで、多少慌しいながらも、卒業式前日に実施の運びとなった。
さすがにこの時期の一、二週間の違いは大きく、しかも好天に恵まれたこともあって、ずいぶん暖かく感じられる。これまでずっと霊山観音にご指導をお願いしてきたが、霊山観音側のご都合が悪く、距離的にほど近い建仁寺の両足院をご紹介いただき、そこでご指導していただくことになった。
8時50分、阪急河原町駅の東改札前に集合。「誰か6時に起こしてくださ…(;´д`) 」(HYSさん談)。「私にとってはほんまに修行レベルです」(O槻さん談)。例年、必ず1、2名が遅刻して、お寺におわびの電話を入れることを繰り返し、情けない思いをしてきたが、今年(8期生)は全員が集合時間を守ることができた。おかげで20分以上も早くお寺に着いてしまい、少しばかり時間を持て余してしまった。これは嬉しい誤算だな。
朝の澄みきった空気を吸いながら、小鳥のさえずりを耳にして、しかも美しく手入れされたお庭を眼前にして座禅ができたのは、僕としてはこの上なく幸せな体験だった。8期生は全員が座禅初体験だったわけだが、果たしてどのような感想を持ってくれただろうか? まだ尋ねていないのでわからないが、静かな緊張感のみなぎる場に身を置くことの気持ち良さを体感してもらえたら嬉しいな。これこそが(単なる「快楽」とは異なる)高次の「楽しさ」の源泉だと思うのだ。
建仁寺は国宝・風神雷神図を所蔵していることで有名なお寺。今日は盗まれた仏像が戻ってきて、その法要が11時から行われることもあり、拝観料無料となっていた。風神雷神図と枯山水の庭園をタダで観させてもらえたのはラッキーだった。
昼食はお好み焼。錦市場を経由して、京友禅体験工房・丸益西村屋へと向かう。お世話になるのは一昨年(6期生)に続いて2回目。
一昨年僕は扇子の絵付けにチャレンジしたが、今年はランチョンマットの絵付け(「アスパラガス」と「かもナス」)に挑んだ。すごく楽しかったし、順調に作業を進められた。
一昨年の日記を読み返すと、当日の体調がかなり悪かったみたいだ。楽しかった記憶が希薄だったのは、そのせいだったわけね。
16時半、予定されていたすべての行事を終え、解散となる。睡眠不足の影響で、帰宅途上、急激な睡魔に襲われ、帰宅後ただちに寝入ってしまう。宵寝でここ二、三日の疲れをだいぶ取ることができた。
さて、いよいよ明日は卒業式。*1
腹筋3セット。BGMはこれ。
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*1:夜半、親しい同業者の訃報が届く。あまりに若すぎる。おそらく明後日か明々後日に告別式が執り行われるだろう。何とかスケジュールを調整して参列できそう。それがせめてもの救い。