Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

接待

担当授業のない火曜日だが、ゼミ生が2回生から4回生までひっきりなしに研究室を出入りし、忙しいったらありゃしない。卒論指導、次回報告の打ち合わせ、SPIの指導等々。

SPIの指導は生まれて初めて。もちろん本来の業務であるはずないのだが、「教えてください」と問題集を持参されたら、断るわけにもいかず・・・。X+0.4Xが1.4Xになること、X>2Yの座標平面上の図示など、超基本的な内容だが、まったく理解できていなかった。ほんまは数学に苦手意識のない友人に尋ねてもらいたいところなんやけど、彼にとっては、僕に教えられるからこそ多少の緊張感も生じるのであろうし、僕にとっては、「わかる」という瞬間に彼の頭の中で何が生じているのを目の当たりにできることが興味深い。橋本治の本ではないが*1、SPIの勉強を通じて、「わからないという方法」を身につけて欲しいものだ。それを伝えたい。SPI指導はそのためのきっかけにすぎない。

「わからない」という方法 (集英社新書)

「わからない」という方法 (集英社新書)

唯一自由に使えた4限に経済学説史の次回授業のレジュメを作成し、図書館地下書庫でミル関係の参考文献を探索する。

夜は来日中のフランス人経済学者を天満で接待する。フレンチ・アクセントの英語に悪戦苦闘する。rとthが全然rとthに聞こえないのだよ。おかげでまったく別の単語に聞こえる。

ダンベル2セット。BGMはこれ。「Paperback Writer」と「Rain」のRingoのドラムはいつ聴いても本当にイイ。シビレル。

Past Masters

Past Masters

*1:冬休みは、ぜひとも志賀直哉を読みたい。この橋本治の本でも、中沢新一愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュ(3) (講談社選書メチエ)』でも、ネタとして利用されているものだから。