Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

4度目の正直

8月1日*1に某ジャーナルに投稿した英語論文(マルサス論)の査読結果を知らせるメールが今朝届いた。待ちに待ったメールだ。査読の結果は吉と出た。完全にアクセプトされたわけでないのだが、条件付き(レフェリーのコメントに従って加筆・修正すれば掲載可能)のアクセプトであり、2名の匿名レフェリーのうちの一方からは、"This paper is remarkably well researched and documented, and, apart from a few typos, very clearly written and presented."といった高評価を頂戴した。身に余る光栄だ。

この論文の最初期のバージョンを仕上げて某ジャーナルに投稿したのは、在外研究中の2002年のことで、それから今日まで9年間もの歳月を重ねてしまった。その間、3つの異なるジャーナルに投稿し、いずれも惨敗だった。改訂を繰り返したが、結果を出せなかった。今回こそ4度目の正直になりそうで、素直に嬉しい。

英語論文としては、後に書いたバーク論(次男)のほうが先に活字になった。こちらは最初に投稿したジャーナルにすんなり採用されたから、「現役」合格した秀才だろうか。他方、先に書いたマルサス論(長男)のほうは、「三浪」の末にようやく合格を勝ち取った(勝ち取ろうとしている)鈍才と言えよう。しかし、正直なところ、できの悪い長男のほうがはるかに思い入れがあるのだな。

これでディキンスン先生のご指導にも何とか報いることができそうだ。校務はきわめて多忙だが、何とか頑張って時間を捻出して、しっかりと加筆・修正作業を進めて、掲載を確実なものにしたいと思う。