Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

白濁

絶不調。頭の中が半分くらい白濁していてほとんど動いてくれない。今日中にHETSA 2016へのエントリーをすませたかったのだが、英文を書くエネルギーが枯渇しており諦める。仕方がないので、論文のコピーをとったり、仕事メールの返信を書いたり、研究室の本棚の整理をしたり、新学期の準備(スケジュール表の作成、図書館ガイダンスの申し込み)などをして過ごす。

2月の精励の疲れが今ごろになって出てきた感じ。まぁ毎日あれだけ頑張ったから当然生じうる反動か。

煮詰まらないように、研究室ではKing Crimsonの最新ライブ・アルバムをBGMとして流していた。

Live in Toronto

Live in Toronto

実はこのCD、3月5日に新橋の「Rock Bar 童夢」でいち早く聞かせてもらって、「すげ〜!すげ〜!」と大興奮したものである。しかし、スピーカーシステムが違いすぎたせいか、あの夜の感動は蘇ってこなかった。とはいえ、現行King Crimsonのすごさは認めざるをえない。80年代・90年代のバンドをはるかに凌駕している。

御年69歳のRobert Frippにとっては間違いなく最後のCrimsonになるだろう。50年近いバンドのキャリア全体を今回のラインナップで総括しようとしているのがよくわかる。40数年ぶりにセットリストに復活した多くの曲の中でも、とりわけ「太陽と戦慄・パート1」の復活が個人的に嬉しいが、残念ながらオリジナル・ヴァージョンが放つマジックにはまだまだ遠い。Frippもそれを自覚しており、何とかして乗り越えたいともがいているに違いない。トリプル・ドラムのポテンシャルが全面開花した演奏だとはまだ言えないが(贅沢な苦情である)、今後のバンドとしての進化を大いに期待したい。

今さらながらであるが、id: nakcazawa のkcはKing Crimsonを含意している。