妻の腰痛がさらに悪化し、寝起きすらもままならない状態。かくして、わが家に「緊急事態宣言」が発令された。僕が拙い朝食を作り、状況を理解できない子どもたちを何とか静かにさせる。こんなに日にかぎって、生協からの配達があったり、娘の小学校の担任の先生の家庭訪問(結局電話だった)があったりする。家族総出で自宅からいちばん近い鍼灸院へ妻を運び出す(整骨院のほうは距離がありすぎて難しかった)。100メートルに満たない距離が何百メートルにも感じられる。妻の話では、応急措置として針を40本打ってもらったようで、そのおかげで無理こそできないものの「自力で歩けない、寝起きもできない」という最悪の状態からは何とか脱することができた。本当に良かった。もしもっと重症だったら、遠隔授業の初回から「家庭の事情により休講」とせざるをえないところだった。
午後、娘が計算ドリルに取り組んでいる1時間半ほどだけ、自分の仕事時間。例によって遠隔授業関係。ZoomはPro契約しても、会議室の最大収容人数が100名なので、履修登録者100名超の大規模講義のライブ配信について、関係部署に昨夜質問メールを送ったら、さっそく返事があり、当面の応急処置(苦笑)の仕方についてのアドバイスをいただけた。
4月9日に1回生に対して担当授業に関する連絡を送信したが、1週間たった今日の時点で、24名中既読は20名。未読の4名には個人伝言を送ったが、それでも未読の状況が続く。放置するつもりは毛頭ないが、あと3日で開講する。担当教員として、これ以上いったい何ができるのか?
14時半から2時間ほど、近所の吉田河原公園で子どもたちを遊ばせる。自分の仕事を進めたかったが、妻は動けないし、朝から我慢ばかりさせている子どもたちが外遊びなしのままではあまりにかわいそうだ。最初は息子と同い年の男の子が1人いただけだったが、その男の子と息子が意気投合して遊び始めたら、なぜか次第に近所の子どもたちが集まって来て、最後は未就学児3人と小学生(2年生、4年生)4人が一緒になって7人での大鬼ごっこ大会に。息を切らせて疾走する娘は笑顔いっぱい。ようやくストレスから解放されたかな。そう言えば、今日は娘も息子もいつもにもまして僕に肩車を求めてきたなぁ。体重が30キロある娘の肩車はかなりきついんだけ。こんな時だからこそいつも以上に甘えたいんだろうな。
大学教員としての仕事はほとんど進められなかったが、夫&父としては、とても働き甲斐のある1日だった・・・かも。
【1962】