午前中は民医連。午後から大学へ。経済学会懸賞論文の審査報告書の最終チェック&提出。某闇仕事。それから図書館へ。
1月31日の日記でロシア(キリル)文字での入力が可能になったことを書いたが、そのおかげでロシア語で書かれた本の蔵書状況も簡単に検索できるようになった。昨夜、本務校の図書館がチェルヌイシェフスキー『「J.S.ミル経済学原理」への評解』の原書(ロシア語)を所蔵していることがわかり、さっそく借り出してみた。1949年の出版(初版は1860年)で、本務校の蔵書となったの1956年。それから65年後の2021年に、僕によって初めて借り出された模様。ロシア語の勉強を再開していなければ、この出会いはなかった。この本が今日まで65年間も地下書庫で僕のような「誰か」を待っていたのかと思うと、なかなか感慨深い。本の状態は65年前の本とは思えないほど良い。
↑左が原書 右は邦訳
チェルヌイシェフスキーのロシア語版Wikipediaを覗いたら、日本語版はもちろん英語版よりも数段詳しくて感動する。 https://tinyurl.com/ywtjfssn
ロシア語の勉強の息抜きに、こんなエッセイ集を読み始める。この人の文章には独特の風味がある。読ませる。
ロシア語の勉強は30数年前(学生時代)よりも今のほうが断然楽しくて面白い。ただ、ここ数日、関心と勉強がロシア語のほうに偏りつつあるので、中国語のほうも疎かにしないよう、気を付けないと。独学は最高の娯楽。
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