Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

繰り返しあるのみ

このお盆休みは本当によく眠らせてもらっている。1日の半分近くを睡眠に使っているのではないか。ここ数か月にためこんだ疲れが眠りとともに体から染み出てくるような感じで気持ち良く、いくらでも眠れるし、眠ったぶんだけ心身の調子の回復を感じる。

雨天が続いて子どもたちは自宅で過ごすのを余儀なくされているが、自分たちだけで遊んでくれているおかげで、父親は目が覚めている時間の大半をロシア語の勉強に充てることができる。学期中は通勤電車内などの細切れの時間しか使えなかったので、まとまった勉強時間を確保できるここ数日は本当に貴重である。

『ロシヤ語四週間』は第三週第三日の途中まで読み進める。このテキストはかなりハイレベルだが、何とかついて行ける学力にようやく到達した。第三週第三日が僕の苦手とする「移動の動詞」を扱っているため、案の定、ここでペースダウンした。『羽ばたくロシア語』がありがたいのは、「移動の動詞」を第8課から第11課まで、何と全21課のうち4課も割いて、丁寧に説明してくれていることである。今日は第13課まで進んだが、勉強のメインは第8課から第11課までの復習に置いた。こちらのほうは『ロシヤ語四週間』と違って音声教材があるので、その助けも借りて学習(復習)を進める。覚えられないことを、忘れることを、恐れてはならない。繰り返しあるのみ。

僕の国際学会(英語での学会報告)デビューは遅きに失して2008年(40歳)だが、英語で授業ができるようになるまでにはそれからさらに7年もかかった。しかもその時は1コマだけ(@シドニー大)。半期通して英語オンリーの授業となると2019年まで待たねばならないから、結局11年を要している。外国語の能力が一朝一夕で伸びないことは、誰よりも骨身にしみてわかっているつもりだ。しかし、苦労して獲得した英語力は、その苦労に見合うだけの新しい世界を僕に与えてくれた。その喜びをロシア語を通じてぜひもう一度味わってみたいものだ。(こうやって毎日自分を鼓舞してやらないと、成果のなかなか見えない勉強を何か月も続けられるものではないわな・・・笑)

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