9月12日から15日まで「政治経済学」の集中講義を東大本郷キャンパスで行なった。1コマ105分の授業を13コマ（12・13・14日は3コマ、15日だけ4コマ）である。同じ集中講義を一昨年・昨年も担当したが、いずれもオンラインだったため、東大本郷キャンパスの教壇に立つのは今回が初めて（そしておそらく最後）である。
対面授業とは言え、オンラインの併用も義務づけられていた。受講生は自分の望む受講方式を選択できる。「受講生全員がオンラインで、教室に来ているのが自分だけだったらどうしよう？」との不安があったが、さすがにそれは杞憂に終わり、教室には常時5名ほどの学生がおり（オンラインでの受講は15名ほど）、たいへん熱心に受講してくれた。
反応を確かめながら講義できることで、講義の濃淡・緩急をつけやすかったし、レベルの高い質問を頻繁に受け、対面方式の醍醐味を堪能できた。初日は教室の機器の操作に慣れておらず、それにオンライン対応の負担も加わったため、講義を進めるのにややモタモタしたが、2日目からはかなりスムーズに進めることができた。あっと言う間の4日間であった。疲労感もほとんどない（帰宅後に感じるのかもしれないが）。
コロナが完全に収束していれば、小樽商大での集中講義の時のように、講義終了後にアフターセッションとして学生と一緒に食事を楽しむ機会を作ることもできたかもしれないが、さすがにそれは断念した。
教室環境の関係で機材のセッティングを組み直すのがけっこう面倒だったため、昼休み休憩に外食することが難しく、4日間とも教室に残ってコンビニで買ったおにぎりやぶっかけうどんなどを食べていた。オンライン対応がなければ、受講生おすすめのランチを本郷界隈で試せたのだが、それを実行できず残念であった。だが、15日の夜にTNKゼミ後輩のTSDくん・NHRくんらと久々に会って一席囲む機会を設けられたので、昼食のわびしさはそれで埋め合わせることができたように思う。
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*1:写真はたまたま講義（15日の4コマ目）を覗きに来てくれたNHRさん（僕を東大に招いてくれたTNKゼミの後輩）が撮ってくれたもの。
