Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

西洋経済史@福井県立大(第5日)

ついに最終日。出席者数は今日も昨日と同じ19名。おそらく顔ぶれも同じ。『人口論』第16-19章を解説しつつ、『人口論』の影響下で生まれたダーウィンの進化論を産業革命との関連で解説し、「まとめ」で全5日間の集中講義を締めくくる。

受講生の一人が昨日のコメントペーパーに「八番らーめんがおいしかったとおっしゃられていたので是非、おみやげとして福井県立大学前にあるローソンで八番のインスタントラーメンを買ってみてはいかがでしょうか」と書いてくれたので、昼休みにその正門前のローソンへ行き、当該商品を四人分(=自分・妻・娘・息子)購入する。

福井県立大学の広すぎるキャンバスには、日陰がほとんどない。千里山では絶対にありえないような光景が広がる。

大雪になった場合を考えて、すべての学舎が渡り廊下で結ばれている、とのこと。長すぎる廊下にはエアコンが入っていない。今の季節の廊下は、はっきり言って、温室あるいはサウナである。直射日光がないだけで、外気より暑いくらい。

正門のすぐ前には威風堂々と田んぼが広がる。市の中心部から遠いという立地だけが不満で、それ以外は本当に良い大学だという印象を持った。

何はともあれ、講義準備の過程で得られた新たな知見が多かったことにくわえて、学生の受講態度がまじめかつ熱心だったので、この上なくやりがいを実感させられる5日間であった。再来年の今頃に福井を再訪できるのが今から楽しみだ。

夜は(大阪市大佐藤光先生ゼミの大先輩で、今年3月に福井県立大学を定年退職されたばかりの)SNさんと(昨年4月に「経済学史」担当教員として福井県立大学に着任されたばかりの若手)IMIKさんとの宴。SN先輩の「おすすめの店」――「魚六」「カフェ・ココット」「ドリームタウン」――を順次訪れることになったが、さすが福井の名士のチョイスに外れなし。

SN先輩絶賛、魚六のポテサラ。

「ドリームタウン」では、2020年2月以来、3年半ぶりにドラムを叩く機会に恵まれた。SN先輩(ギター)、店のマスター(ベース)とのジャム・セッションを楽しむ。叩き始めて40年、ドラム抜きのわが人生は考えられない。最高に楽しい福井の夜であった。

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