昨日・今日と福井に出張し、福井県立大学で開催される経済学方法論フォーラム(第27回)に参加した。参加者は校務で欠席されたKBさんを除く論文集執筆メンバー10名(+hosenさん)。10名が分担各章の進捗状況を報告した後、M井さんと僕が研究報告を行った。
僕の論文(最新バージョン)は「はじめに」「むすび」と本体3節から成る。第2・3節の内容(ケインズとバーク)は昨年12月のフォーラムで報告ずみだが、経済学方法論の「哲学的次元」を担当することになった関係で、その連関を示す新たな節(第1節「ケインズとムーア」)を追加的に執筆する必要に迫られ、ここ2か月間それに奮闘していた。自分としては相当な労力を注いだ原稿だったが、いざ研究会で披露すると、案の定、非常に多くの問題点をメンバーから指摘された。「今度こそOKをもらって一息つける」と期待していたのだが、現実はそう甘くなかった。最初の下報告を行ったのが2011年9月なので、あれから5年が経過しようとしているが、いまだにゴールが見えない。とてつもなく長い時間がかかっている。
懇親会で来年度科研費採択のための具体的方策についての相談を進める(今年度は採択されなかった)。
先月の仙台出張と同様に今回の福井出張でも観光はゼロで、往復の電車内はひたすら次週の授業の予習という何とも余裕のない状況。一本でも論文一本だけでも一刻もはやく脱稿して、平日の授業のない時間帯を気分的な余裕をもって過ごしたいだが。
観光時間はゼロだったが、その代わりに2期生TN君ご家族と会食の機会を持つことができた。
帰宅後、娘と絵合わせゲーム(神経衰弱のようなもの)をして遊ぶ。娘の記憶力が高いのか、僕の記憶力が低いのか、まだ3歳の娘にまったく勝てない。8対22、10対20、8対22というスコアで3連敗。