Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

オーストラリアの旧友との再会と永遠の別れ

普段よりも早く6時過ぎに起床、京都駅8時21分発ののぞみで東京へ。

関大東京センターにて11時から同僚DJさん&旧友David Kimさんと共同研究ミーティング(昼食をはさんで13時過ぎまで)。Davidが国際会議@慶応大参加のために来日中である機会を利用して設定した。2019年10月以来、4年4か月ぶりの再会である。一緒に来日していたTim Fisherさんは残念ながら昨日離日したため、会えなかった。

DJさんが帰られてから、Davidと2人で旧交を温めるべく、浅草を散策し、秋葉原(CRAFT BEER BAR IBREW 秋葉原駅前店)でビールを飲み、浅草橋(西口やきとん)でやきとんを食す。Davidが「焼酎が好き」だと言うので、ホッピーをすすめてみた。おかわりをするくらいに、おいしそうに飲んでいた。20時くらいで散会するつもりだったが、結局23時までしゃべり倒してしまう。ほぼ12時間一緒にいたわけだ。自分の英会話力の低下を心配していたが、浅草で大相撲の話に興じているうちに英語勘のスイッチが入ったようで、それ以降は特に大きな苦労なく(と言っても時々重要単語が出てこなかったりしたが)会話を続けられた。

Davidとはそれなりに長い(約9年)付き合いだが、お互いの年齢を意識したことがなかったので、尋ねることもこれまでなかったが、今日の会話で、同い年であることが判明した。あと、Davidがオーストラリアに移住したのが18歳と意外に遅かったことに驚いた。奥さんは6歳からオーストラリアのようで、Davidは奥さんからも子どもさんからも彼の話す英語のコリア語アクセントをいまだに指摘されるのだとか。彼はacquired languageで勝負して、今のポジションを手に入れたのだから、本当にすごいな。

実に楽しい1日だったが、同時に悲しいニュースにも触れることになってしまった。Davidと同じく、シドニー在外研究を機に親しい関係になった、Michael Patonさんが昨年末に亡くなられたということである。死因は父と同じ肺がんで、享年70歳。早すぎる。

田中秀夫先生、ディキンスン先生、そしてMichael Patonさん。ここ2か月ほど、大切な人との永遠の別れが続いている。本当につらい。しかし、別れが多かったからこそ、今回Davidとの旧交を温められたことの喜びがそのぶんだけ大きくなった。2015年のシドニーでの在外研究が、わが人生においていかに巨大な経験であったか、改めて実感させられる1日だった。

日帰り出張の予定だったが、直前にたまたま御徒町にかなり安価な(=京都駅から自宅までのタクシー代とさほど変わらない)ビジネスホテルを見つけることができたので、私費で宿泊。

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