Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

申請した科研費は残念ながら不採択

21期生卒業論文集が生協から納品された。例年になく力作揃い。全13本、236ページ。表紙はNSKWさんがデザインしてくれた。21期生からの新機軸として、ゼミ活動の記録動画(YouTubeの限定公開モード)のQRコードを印刷し、卒業後も自由に視聴できるようにした。

ほぼ丸一日、マルサス学会の事務局仕事に勤しむ。最大の山(会費納入状況のチェック)は何とか越えた。最後に会長FJMTさんのご判断を仰ぐメールを送信する。明日から3日間は東京・仙台出張なので、作業再開は月曜日以降となる。何とか来週中に作業を終えたいところだ。

作業の途中、14時過ぎに科研費の採否の結果が伝えられる。結果は残念ながら不採択。これまでが単に恵まれ過ぎていただけなのだが、2002年度から22年間連続で助成を受けていた科研費がついに途絶えることになる。体調(肺)の関係で海外渡航のための資金繰りの必要がなくなり、手元にある資料だけで個人研究を継続できるのは、考えようによってはラッキーである。ただ、共同研究のほうは暗雲が立ち込めている。定年退職後も研究意欲の旺盛なTDKS・SSK両先生に研究費獲得というお返しができなかったことを、何とも申しわけなく思う。また、普段親しくしている分野の近い研究者の中には、首尾良く新しい科研費を獲得できた方ももちろん少なくない。大切な仲間であっても、同時にライバルでもあるという厳然たる現実を、ここで突きつけられた感じだ。追いつき追い越そうする意欲が僕自身に足りなかったかもしれない。これは反省点である。

今年に入って(まだ2ヶ月だけど)いいことがほとんどない。*1苦しんだり、悲しんだり、憤慨したり、落胆したり、ばかり。残り10ヶ月でこの悪い流れを何とか引っくり返したいところだ。

城田俊『現代ロシア語文法』を91ページまで(全667ページ)。

【6605】

*1:David Kimさんと再会できたことが数少ない例外かも。