Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「言語ゲーム」に悩む

明日からキノ研(プラトン)が本格スタート。数日前から予習を兼ねて哲学系の啓蒙書を何冊かつまみ読みしている。

いまだに「言語ゲーム」という考え方がクリアに頭に入ってこない。これまで多くの関連本を読んできたので、ぼんやりと感覚的にはつかめている気がするのだが、もし学生から説明を求められたとすれば、「要するに…という考え方だよ」と自信をもって答えられそうにない。だからやはりわかっていないのだ。

さすがにそろそろわかりたい。学部学生時代にカントの定言命法を理解するのにとても苦労したことを思い出す。いったんわかってしまえば、「どうしてこんな簡単なことがあの時はわからなかったのだろう?」と不思議な気持ちで昔の自分を振り返ることになるわけだが、おそらく言語ゲームの場合も同じような結末になるだろう。