プラトン『饗宴』読了

昨日の続きで、「存在の連鎖」論文改訂のための資料の整理(博物学・進化論関係)に多くの時間を費やす。比較的快調に進む。4限に5期生N井君&S井君と面会。明日のゼミ報告の最後の詰め。

6限はキノハチ研究会。今日でプラトン『饗宴』を読了。僕がつい読み流してしまった叙述を疑問点・論点として拾ってくれるゼミ生たち。彼らが発する素朴な「なぜ？」に刺激され続けた約2ヶ月であった。「教える」という立場ゆえのプレッシャーが、つい怠けがちな心に「喝」を入れてくれる。わずか2ヶ月ではあったが、緊張感をもって予習に取り組んだおかげで、自分なりのプラトン像を作ることができた。今後の研究上の大きな糧となってくれそうだ。

秋学期(後期)に何を読むかは未定だが、「読みきった！」という達成感をゼミ生に味わってもらいたいので、分厚いものは選べない。最初はカント『道徳形而上学原論』かマキャヴェリ『君主論』あたりを考えていたのだが、ライプニッツ『モナドロジー』なども面白そう。「存在の連鎖」を勉強していると、どうしても「プラトン→ライプニッツ」の系譜が気になってくる。

モナドロジー・形而上学叙説 (中公クラシックス)

ライプニッツ―なぜ私は世界にひとりしかいないのか (シリーズ・哲学のエッセンス)

寝る前の10分に簡単ダンベル体操→◎(2セット)　腹筋を組み入れて今日で3日目。徐々に慣れてきている。今日のBGMはこれ。

フォー・ザ・ビューティ・オブ・ウィノナ