Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「教育」から「仕事」へ

3・4限は5期(3回生)ゼミ。5・6限4期(4回生)ゼミ。それだけで一日が終わってしまった。

5期ゼミでは前回まで「教育」がメイン・テーマだったが、今日から「仕事」がメイン・テーマに。テキストは斎藤貴男希望の仕事論 (平凡社新書)』。報告の完成度は決して高くなかったが、新テーマなのでそれはある程度仕方のないこと。しかも報告者(N井&S井)の片方は初報告。それを考慮すれば、試行錯誤のあとがうかがえるという意味で、僕は好印象を持った。準備にどのくらい力を注いだのかは、報告を聞いているだけで伝わってくるものだ。フロアのゼミ生に「へ〜、そうだったのか。知らなかった(気がつかなかった)。今日はゼミに参加してよかった(得をした)」と感じてもらえたならば、十分に合格点に達している。隠れ優良企業M社の紹介には多くのゼミ生が「へ〜」と感じたことだろう。1次合格者3名、2次志望(予定)者4名が5期ゼミを見学したが、どんな印象を持っただろうか? 今は批判的でかまわないけれど、議論を仕切るのは見かけほど簡単ではないよ。実際に体験すればその難しさがわかる。

4期K村さんの報告レジュメは、イラスト(マンガ?)満載で、見ているだけで楽しくなってくる個性的なもの。これまた投下された労働量がうかがえる力作。経済学の世界では「投下労働価値説」は旧式の理論だと見なされているが、少なくともnakcazawaゼミ内では現役の理論である。