Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

H野ゼミを見学する

4期生(4回生)を主体として、12月に同じ経済学部のM岡ゼミと「格差社会」をテーマに対抗ゼミを行なうことになっているのだが、その準備にディベートを採り入れたいと思っている。情緒的反応レベルの「格差社会はよくない」論に終始しないためには、対極の格差社会擁護論を(ゼミ生自身の個人的見解はさて置いて)しっかり勉強させる必要がある。それにはディベートがいちばん効果的だと思う。

問題なのは僕自身に本格的なディベート指導の経験がないこと。*1対抗ゼミの準備は正規のゼミ(卒論中間報告)とは別枠で行う予定なので、試行錯誤する時間的余裕はない。指導力を高めなければ! そこで本日3限、同僚H野さんの3回生ゼミを見学させていただくことにした。*2教室外で何をどの程度まで準備させ、教室内でどこに重点を置いて指導すべきか、ある程度見当がつき、たいへんためになった。急な見学依頼を快諾してくださったH野さんに感謝。

その後、夕刻まで原稿(書評)書きに従事。何とか初稿を仕上げる。

帰宅後、かなり疲労を感じたので、久しぶりに桜湯へ行く。

*1:入門演習科目「経済学ワークショップ」では例年ディベートを採り入れているが、全12〜3回の授業の中で1〜2回行うだけなので、本格的なものとは言えない。なお、僕がディベート指導の際に主として依拠しているのは、茂木秀昭『ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術 (ちくま新書)』である。

*2:H野さんはディベート指導の達人で、H野ゼミは大学対抗のディベート競技大会に例年出場している。http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~hamano/semi/kusemi.htm