Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学方法論フォーラム@北大

「イギリス経済学における方法論の展開」研究会(通称「経済学方法論フォーラム」)の第4回研究会のために札幌へ。

もともとは今年5月の経済学史学会全国大会フォーラム(ミニ・シンポジウムのようなもの)の事前準備のため、関係者7名(報告者4名、討論者2名、司会者1名)によって組織された研究会である。僕は討論者として関わってきた。第1回研究会が昨年8月に*1、第2回が昨年12月に*2、第3回が今年3月に開催され、今年5月の本番*3をもって当初の使命を終えたが、研究会の雰囲気が良好なこともあって、書物の出版を目指して共同研究を継続することになった。今回の研究会は継続後の初回にあたる。

6時半に起床し、7時半に家を出る。札幌駅に着いたのは11時半過ぎ。気温29度。例年と比べて今年の札幌は相当に暑いらしいのだが、前日の気温が36度だった大阪からやって来た僕には快適なことこの上ない。札幌駅で食べたイクラ丼が美味。

13時から18時までみっちり研究会。僕の報告はまずまず好評で迎えられ安心した。何年たっても新ネタの初披露には不安が伴うものだが、今回はロジックも結論もギリギリまで作れなかったから、不安は相当なものだった。伊丹空港でも空の上でもずっと報告原稿をチェックしていた。こんな状態だったから、自分の報告が終わると、それまでの反動で、すっかり気が抜けてしまった。もう1人の報告者であるEさんが報告されている最中、幾度となく頭の中が真っ白になった。睡魔に襲われたのではなく、脳みそが疲れすぎて思考を拒否してしまったのだ。

書物としての出版を考えた場合、論文7本では迫力不足なので、共同研究のメンバーを何名か補充することも決まる。

夜は懇親会。やっぱり北海道は海の幸だね。