寝不足と二日酔いで完全にグロッキー。いくら水を飲んでも、吐き気がおさまらない。こんな時に限って、午前中は長岡京のサントリー京都ビール工場を見学するのだから、皮肉なものである。
前回訪れた時*1と違って工場のラインが休止していたのが残念だったが、学生たちはけっこう喜んでくれた様子。見学後はビールの試飲会。吐き気がおさまらないのに、飲んでしまう自分は、まったくバカそのもの。
昼ご飯はJR長岡京駅にほど近いうどん屋さん「花車」のお世話になったが、二日酔いを吹き飛ばしてくれる絶妙のおいしさで、特にだし汁のうまみが最高である。誰もがそのおいしさに歓喜の声をあげていた。あまりのおいしさに抗しきれず、僕はご飯にお汁をかけて「ねこ飯」を作ってしまった。40人近い人数を収容できる店を探すにあたって、N嶋さんとK村さんが大奮闘してくれた。感謝したい。
午後は京都花園の妙心寺にて座禅体験。ところが思わぬトラブルに見舞われた。紅葉シーズンの京都の観光客の数が尋常でないことはわかっていたつもりだが、この3連休の人出は僕の想像をはるかに超えていた。JR長岡京駅から京都駅で乗り換えて花園駅を目指すのだが、乗り換えできるはずができなかったのだ。乗りたい電車はすぐ目の前に見えるのに、人波に阻まれて、まったく前に進めない。結局、積み残しが出てしまい、妙心寺には30分も遅刻して到着するはめに。しかも、H大の皆さんの帰りの新幹線の便が決まっていたものだから、終了時間を後ろにずらすこともできず、通常は1時間以上かかる座禅教室を45分で切り上げていただく以外に方法がなかった。指導してくださるご住職さんにはたいへん失礼なことをしてしまった。余裕をもって組んだつもりのスケジュールだったが、それでも結果的に余裕はなかった。大いに反省しなければならない。H大の皆さんは、座禅終了後、JR花園駅へ向かってダッシュ。記念写真を撮ることはもちろん、お別れの挨拶すらできなかった。
準備段階でも、本番でも、トラブル満載の合同ゼミだったが、終わってみれば学生たちは大満足してくれて、「今が3回生だったら、来年は東京(H大)に行くのに」と言ってくれた。これがいちばん嬉しい。やっぱり相性ってあると思う。千里山大とH大。nakcazawaゼミとGゼミ。これからも交流をさらに深めてゆきたい。