以下の論文集の合評会。
- 作者: 平井俊顕
- 出版社/メーカー: 日本経済評論社
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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いちばん印象に残ったのは、ケンブリッジ的市場社会論の伝統において、道徳哲学(経済学)の究極目標である善を直観できるエリート――彼らは専門的知見にもとづいて大衆を指導することが期待されている――の存在が重視されている、ということである。この論文集が扱っている時代は19世紀だが、18世紀(特にバーク)との継承/断絶を考えると面白いと思う。バジョットがキー・パーソンのような気がするな。
腹筋2セット。