Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ブレトンウッズ体制

自宅で「経済学説史1」講義の予習およびレジュメ作成に勤しむ。

今年度から講義内容を全面的に刷新しているので予習が大変だ。ブレトンウッズ体制の成立と崩壊とその歴史的(経済学説史的)意義を2回の講義で要領よく話さねばならず、まとめるのにかなり苦労したが、予習を通じて国際金融システムの変遷を以前よりもいっそう明確に理解することができた。僕自身がとても勉強になった。

現2・3・4回生のほぼ全員が僕の担当した「日本経済入門」を受講している。僕はその講義で戦後日本経済の歩みを3つの転換点――「もはや戦後ではない」(1955年)、「ドル危機(ニクソン・ショック)→変動相場制へ移行」(1971〜3年)、「プラザ合意」(1985年)――を軸としながら説明したのだが、果たしてどの程度覚えてくれているだろうか? ケインズ主義の盛衰と関係づけて理解できるようになれば、経済学を学ぶことの本当の面白さに気づいてくれるはず。

次回(9日=明日)と次々回(16日)のぶんを片づけたので、これでしばらく予習に追われることもない。気分的にかなり楽になった。

【5864】