Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

アダム・スミスの会第184回例会@京都大学芝蘭会館

アダム・スミスの会第184回例会に出席する。O田先生(HN大)による報告「『百科全書』におけるエコノミーの概念について」を拝聴する。

「エコノミー」という語の概念史については、僕自身、昔から強い関心を抱いており、木崎喜代治先生の名著『フランス政治経済学の生成』の序章第1節を読んで、関心がいっそう高まった。昨年2月に公刊した拙著『イギリス保守主義の政治経済学』の第9・10章において、このテーマについての自分なりの見解を示したつもりだ。

フランス政治経済学の生成―経済・政治・財政の諸範疇をめぐって

フランス政治経済学の生成―経済・政治・財政の諸範疇をめぐって

イギリス保守主義の政治経済学―バークとマルサス

イギリス保守主義の政治経済学―バークとマルサス

O田先生の報告を拝聴しているうちに、頭の中のごちゃごちゃが次々と整理されていくような感じがして、たいへん気持ち良かった。

帰宅後、「頭がすっきりしているうちに」と思って、当面(これから数年間)の研究計画をまとめてみた。無駄な足踏みをしないよう、校務とのバランスも留意しつつ、着手すべき仕事の優先順位を明確化してみた。中断したまま数年間放置してしまっている研究も少なからずある。それらをどう具体的なアウトプットへと結びつけてゆくべきか? 断片もうまくつなぎ合わせれば、一本の論文へと発展しうるはずだ。ジグソーパズルで遊んでいるような楽しい作業だった。

【2843】 腹筋2セット。BGMはこれ。

Heaven & Hell

Heaven & Hell