南山大学社会倫理研究所を拠点とする研究プロジェクト「ガバナンスと環境問題」の研究会に招待された。僕が招待されたいちばんの理由は、このプロジェクトが「マルサスの思想の再検討」を契機として行われることになったからである。南山大のN矢先生のご推薦で、マルサス研究者/マルサス学会を代表して参加することになった次第。
経済史、倫理学、国際政治学、環境社会学、言語学、農業思想、林学といった様々な分野の専門家が集う研究プロジェクトであるため、マルサスの思想の概要(特に農工並立化のヴィジョン)を非専門家にも理解してもらえるようわかりやすく解説することに努めた。
初めてお顔を拝見する方々ばかりだったが、経済史・歴史人口学の大家であるS藤修、K頭宏両先生の知遇を得られたことは、たいへん光栄であった。ありがたいことに、同僚のH野さん、元同僚のY本さんという共通の知人がいたことで、話題に事欠かなかった。
また、専門分野のまったく異なる比較的年齢の近い研究者と高密度な交流が行えたことは、間違いなく今後の大きな財産となってくれそうだ。
ここでも共通の知人の存在は大きかった。K坂玲さんとT橋卓也さんの両方ともが、同じ林学を専門としていることもあり、東鴨川大の1年後輩のSeki君のことをご存じだった。
言語学なN村さんは、なぜか(笑)僕のホームページ&ブログを事前にチェックされていて、昼食時に「ラッシュのニール・パートがお好きなんですか?」と尋ねられ、一気に打ち解けた。
個人的にはF永さんの「鮭」の話をいちばん面白く聞かせてもらった。
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