Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

『MODERN AGE』

MODERN AGE


アメリカのジャーナル『MODERN AGE: A Quarterly Review』の第52巻第4号(2010年秋号)が手元に届いた。一年近く公刊が遅れており、待ち焦がれていた。この号に僕のバーク論が掲載されているからだ。

英語で書いた拙稿が海外の専門誌に掲載されるのはこれが初めて。ようやく国境の壁を自分の書いたもので打ち破ることができた。研究者の道を志してから20年かかって、ようやくここまでたどりついた。素直に純粋に嬉しい。踊り出したい気分だ。

『MODERN AGE: A Quarterly Review』は、日本語に直訳すれば『季刊現代』になるから、何やら『日刊ゲンダイ』の親戚みたいで、胡散臭く聞こえてしまうが、1957年に創刊されたアメリカを代表する保守思想・保守政治の専門誌である。新旧のエディターや編集アドバイザーのリストには、Russell Kirk、Peter J. Stanlis、Jeffrey Hart、Joseph L. Pappin IIIといった著名なバーク(およびボリングブルック)研究者が名前を連ねている。

The Conservative Mind: From Burke to Eliot

The Conservative Mind: From Burke to Eliot

Edmund Burke and the Natural Law (The Library of Conservative Thought)

Edmund Burke and the Natural Law (The Library of Conservative Thought)

Viscount Bolingbroke, Tory Humanist

Viscount Bolingbroke, Tory Humanist

The Metaphysics of Edmund Burke

The Metaphysics of Edmund Burke

今日は自宅で採点に勤しむつもりだったが、人間ドックの受診補助の申請用紙を取りに行く必要があることを思い出したため、急遽、大学に行くことにした。3日ぶりに大学に行ってみたら、想定外にも『MODERN AGE』が届いていたので、いきなり興奮が頂点に達してしまった。小包の封を開いて、『MODERN AGE』が目の前に現れた途端、「オ〜〜〜!」と歓喜の声をあげてしまった。

答案は自宅に置いてあるので、採点以外のやるべき仕事(8月末締切の書評)を地道に進める。でも、喜びのあまり始終にやけた顔をしていたように思う。

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