Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

初出勤(シドニー3日目)

住処の近所の酒屋


昨日歩き回り過ぎたためか、目覚めからお尻と背中の筋肉が激しく痛い。日頃の運動不足がこんな形で出てしまったとは、何とも情けない。朝食にマッシュルームのバター炒め(with ブラックペパー)を作ってみた。エジンバラではほとんど毎朝食べていた。何だかとても懐かしくなって。

今日はシドニー大学への初出勤の日。昨日とは別ルートで歩いてみるが、やはり道の起伏が大きく、しかもたいへん暑かったため、経済学部の建物に着く前にすでにバテバテの状態に。担当事務職員のVanessaからスタッフ登録のために必要な書類などをいただく。wifiのアカウントとパスワードをもらえたので、さっそく図書館のHPにつないでみたが、電子ジャーナルのリストの中にHistory of Economic IdeasHistory of European Ideasが入っていないなど、少々意外な結果が出た(僕の検索ミスかもしれないが)。

昼食は受入専任教員であるMatthewと一緒に。彼は明日の朝からローマ(ESHET)へ飛んでしまうので(2週間近くシドニーを留守にする)、今日会えたのは奇跡的である。2日のフライトのチケットが取れずに、3日や4日だったら、かなり難しい状況だった。

昼食後、Matthewに少しキャンパスを案内してもらったが、彼の明日のことを考えて早めに別れる。あまりにも素晴らしい天気だったので(この空の色を見よ)、1時間ほど芝生の上でごろ寝をしながら読書を楽しむ・・・と言っても、筋肉痛がひどく、半ばもだえ苦しんでいたが。

昨日書いたように、僕の研究室があるのは、経済学部の建物が立地しているメイン・キャンパスではなく、ここからさらに数百メートル離れたAustralian Techonology Park(ATP)というところで、そこに立地するBiomedical Buildingという建物の中である。「こんな場所にどうして経済学部関係の研究室があるだろう?」と疑問に思っていたのだが、Matthewの説明によると、バイオ系と関係の深い農業経済学分野のスタッフはこちらのキャンパスに研究室があるらしく、その関係で経済学部用のスペースを持っているらしい。

今日はATPに行かず、経済学部からまたまた別ルートで住処を目指して帰ることにしたが、午前中と同様に道の起伏と暑さに苦しめられる。帰宅後、しばらくベッドの上でダウン。

明日ATPまで初出勤するが、住処からATPまでの直通バスの便がないので、シドニー工科大の近くまで乗って、そこから15分ほど歩くことになる。こちらのルートには道の起伏がほとんどないことを昨日のうちに確認ずみ。バスの料金は片道2.1ドル。京都の市バスとほぼ同じくらいだろうか。シドニーの物価を考えると、かなり安いほうだと思う。鉄道だと運賃がバスのほぼ倍かかってしまう(片道4ドル、return ticketの割引率も低い)。

住処の近くに酒屋を見つけたので、さっそく行ってみる。ちょうど日が暮れかかっている時刻だった。

とりあえず、オーストラリアのビールから試してみることにした。小瓶が6本で20ドルくらい(1本350円くらい)が相場のようだ(輸入ものはもっと高い)。ALEを2種類試し買いした。

最初のほうはやや甘くて軽い味、二番目のほうは本格的な深みのある味。僕は二番目のほうが好みだな。

シドニーにはけっこうな枚数のDVD(音楽、映画)を持ってきている。娘が生まれてからまともに見れた試しがないので、この機会に一気に見てしまおうという魂胆だ。2〜3時間中断されることなく集中して見ることができるのは大いなる喜びである。まずはこれから。発売された当初に一度見たきりになっていた。