Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

15期生選考面接(一次募集)(シドニー20日目)

今日の昼食


シドニーに来てから初めての土砂降りで目覚める。さすがにこの豪雨の中を30分歩くのは厳しい。とはいえ、今日はどうしても研究室に行かなければならないので、小降りになるまでしばらく下宿で様子を見る。9時が10時に、10時が11時になる。

11時を過ぎて少し小降りになってきたので、意を決して下宿を出る。歩く時間を少しでも短くするために、シドニーに来てから初めての電車通勤にチャレンジしてみる。

下宿から研究室のあるATP Campusまでは2種類のルートがあって、1つは普段使っている「バス10分+徒歩30分」で、もう1つが「電車5分+徒歩18分」である。一見、後者のほうが便利に見えるが、実はそうでもない。電車の運賃(片道約4ドル)はバスの運賃(同約2ドル)の倍かかる。発車頻度も4分に1本走っているバスに対して、電車のほうは15分に1本しか走っておらず、ホームでの待ち時間を考えると、door to doorの時間はさほど違わない。さらに、バスのルートでは途中にあるColes Broadwayなどで食材を買ったりできるが、電車のルートではそれができない。住宅地の中をひたすら歩くだけ(面白くない)。したがって総合点ではバス・ルートの圧勝なのだ。しかし、今日は歩く時間を少しでも縮める必要があったので、電車のルートを初めて採用した。

下宿から18分ほど歩いてNewtown駅に到着する。普段30分ほども歩いているせいか、ずいぶんと近く感じられる。途中、けっこうきつい坂道があるのだが、それもさほど気にならず。

この駅は普通電車しか停車せず、快速電車は少し離れた線路を通り過ぎていく。雰囲気としては、総武線の普通しか停まらない駅(錦糸町以東)に近いかもしれない。

ATP Campusの最寄駅Redfernまではたった2駅で、5分もかからない。それで運賃が4ドルかかるのは、日本の感覚ではちょい高いが、それでもバスより速く楽なことは確かだ。この4ドルというのはシドニーの鉄道の初乗運賃である。ダブルデッカー車両の中はこんな感じ。

Newtownの次の駅、McDonaldtownには車両基地があった。

この「レッドファーン シドニー大学、オーストラリアン・テクノロジー・パーク前」という駅名表示は日本のそれにかなり近いかもしれない。阪和線杉本町駅の表示でも、下に小さく「大阪市立大学前」と書いてあるし。この駅に到着した頃には、すでに雨はほとんどやんでいたが、風がすごい。子どもなら吹き飛ばされそうなくらい。

12時前に研究室に到着。昼食は学食からチキン・カレーをtake awayする。強風のせいか、学食の入口には骨の折れた傘が散乱していた。

13時20分(日本時刻12時20分)から17時40分(日本時刻16時40分)まで、ゼミ15期生選考面接(一次募集)を行う。申込者14名。例によって僕はスカイプで参加する。こんな感じ。わざわざパソコンをデジカメで撮らなくても、スクリーンショットという便利な機能があった。忘れてた。

面接官を務めた現役ゼミ生と話し合った結果、応募者14名中、11名(男子4名、女子7名)を合格とした。残り定員は5-6名ということになる。当然、二次募集へ進む。

面接終了後、千里山の事務方への連絡を含む、膨大な量のメールを処理する。けっこう手間取り、結局、21時半過ぎまで研究室に居残るはめに。下宿への帰路、雨が再び降り始めた。22時半前に帰宅。

Rodさんとの面会が27日、Matthewとの面会が29日に決まる。Matthewはかなり多忙なようで、どうも29日以外の面会が難しいようだ。Matthewとの面会を優先せざるをえないので、この日のゼミのスカイプをお休みさせてもらい、代わりにゼミOBであるM山君(元9期ゼミ長、現在聴講生)に僕の代理で指導をお願いすることにした。

長い一日であった。