Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ギリシャの債務危機(シドニー62日目)

今日の昼食


午前中は大学図書館へ。下宿から図書館までテンポ良く早足で歩いて25分。図書館から研究室まで同様にテンポ良く早足で歩いて25分。単純計算すると、50分歩けば下宿から研究室に着くことになるな。

スカイプ・ゼミも早いもので今日を含めて残り3回。13期生(4回生)は卒論中間報告。14期生(3回生)は西日本インカレのためのブレスト。

ケインズ&マルサス論の改訂作業を終える。さすがに疲れた。Matthew、Rodさん、Pullen先生に論文のファイルを送信する。

17時半から「Redfern会」に途中合流する。今日も主たる話題はギリシャ債務危機。TonyだったかMatthewだったか「富裕層が税金を払わないからこんなことになるんだ」と憤っていた。実際、僕も今日の昼間にこんな記事を読んだ。「ギリシャ人は「日本人並みに勤勉」?」。*1そこにこう書いてある。

  • 「富裕層はとても愛国的だが、税金は払わない」。
  • 「自宅のプールも富裕税のうちに入るらしいが、税申告している人はほとんどいなかった」。
  • 「富裕層にきちんと課税し、ドイツより高い水準の年金制度を改革し、公務員を減らせば債務帳消しはすぐできるというのに、ギリシャの政治家たちは手が出せない。政治家たちは一部の特権を(自分たちの分も含めて)剥奪したくない」。
  • 「過大な債務、長時間労働、政治家の二枚舌、そしてオリンピック開催。ギリシャをよく知る日本人には、「ギリシャと日本はとても似ている」と指摘する人もいる」 。

中国思想史のMicahel Patonさんと再会する。5月末のAustralian football以来になる。様々な話題で盛り上がる。とりわけ大阪の「くいだおれ」の話に強い興味を示された。"die of eating too much or fall down into the street because of eating too much"と説明したところ、「漢字でどう書くんだ?」と尋ねられたので、「食倒」とテーブルに書いたら、すぐに理解してくれた。僕がいつかその経済思想について論文を書こうと思っている馬寅初(ばいんしょ、Ma Yinchu)についてもご存じだった。ラッキーなことに、話のなりゆきで、僕が今書いている論文のproofreadをMichaelさんがやってくださるみたいだ。彼はUSydでacademic communication skills, university education, critical thinking担当の教員ということもあって。