Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

シラバス入力

2限、大学院。今週は秋学期最終週(15週目)なので、本来なら今日で最終回なのだが、病気やゼミ合宿で何度か休講にしてしまったため、あと2回(来週と再来週の水曜日)補講を行う予定だ。今日からラスキン「ごまとゆり」を読み始めた。かなり難解なテキストで、予習に手間取ったが、その手間に見合うだけの多くの有益な発見があった。ジョン・ミルトンの偉大さを(今さらながらにようやく)認識した。

午後は来年度担当授業のシラバスの入力。来年度の学部の「経済学説史」のテキストは、今年度と同様に、春学期『ビジネス倫理の論じ方』、秋学期『保守的自由主義の可能性―知性史からのアプローチ―』とする。4年連続で担当することになった人権の特殊講義のテキストも、今年度の同様に、『古典から読み解く社会思想史』を用いる。ただし、講義で扱う章は若干の入れ替えを行う。他方、大学院の「経済学説史」は、Jさんに基本的知識を授けることを最優先して、久々のアダム・スミス祭り。春学期・秋学期合計30回、すべてスミスにあてる。春学期に『道徳感情論』、秋学期に『国富論』を講じる。テキストは、これまた久々に『原点探訪 アダム・スミスの足跡』を用いる。大学院のゼミでは『馬寅初全集』を原書(中国語)で読む。本気で中国語文献を読むのは約20年ぶりになる。単語も文法も基本的なものを多くを忘れてしまっているだろうが、正規の受講生はJさんだけなので、わからないところはネイティブの彼女に教えを乞おう。授業を利用して思い出すことにする。これくらいの強制力がないと、英語以外の外国語に日常的に触れるのは無理だ。

卒論の審査(副査として)も始める。

過去の日記を検索してみると、2010年度は中国語とフランス語と統計学の勉強をかなり頑張っていたみたいだ。しかし今や当人にはその頃の記憶がほとんど残っていない(苦笑)。