昨日の夜のウェルカム・パーティーで痛恨のミスを犯した。ついうっかり飲みすぎてしまった。普段ほとんど飲まない日本酒がメインだった（＋しかもとてもおいしかった）ために、摂取量の計算を完全に間違えた。今朝はひどい二日酔いで布団からなかなか起き上がれない。朝ごはんが食べられないほどの吐き気。それにもかかわらず、国際会議初日の今日、トップバッターでの報告なのである。猛省せざるをえない。
報告それ自体は渾身の気合で何とか乗り切った。この体調でよく持ちこたえられたものだ。緊張感が吐き気を一時的に追い払ってくれたのだろう。プレゼンはほぼ練習通りにできたが、質疑応答のほうはまだまだ（フランス語訛りの英語に苦しめられた）。発表の順番がもう少し後であれば、耳も慣れてきて、いくぶんかましな受け答えができたはずだ。会場を暖めるという期待されていた役割は十分に果たせたように思う。討論者のHSMTさんのコメントが秀逸で大いに参考になった。まだまだもっと良い論文に改訂できそうだ。タイトなスケジュールの合間を縫っての準備で、かなりしんどかったが、報告して本当に良かった。
ただ、自分の報告が終わったとたんに吐き気がぶり返してきて、結局、夕方まで体調は戻らなかった。加齢とともに肝臓がアルコールを分解するスピードも遅くなってきていることを痛感させられた。今宵の懇親会をキャンセルし帰宅させてもらった。明日、万全の体調でのぞんで、質疑にもしっかり関わり、今日の借りを返そう。
