Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学史学会全国大会@東京大学本郷キャンパス(初日)

赤松要、神田孝平、アダム・スミス(英語)、リカードウに関する研究報告と代表幹事を拝聴する。リカードウの報告はもともと同じ時間帯に討論者の仕事があったのだが、討論者を務める報告が(from ウクライナ)キャンセルになったために体が空き、たまたま聴くことができた。

今回の全国大会には海外からの報告者がこれまでになく多数参加しており、ここ数年にわたる学会の国際化への努力が実を結んだ形になっている。他方で、残念な現実もある。海外からの報告者は学会参加のためのファンドが獲得できないことがわかると躊躇なく報告をキャンセルしがちであり、また、ビザの取得が間に合わなかったなど様々な理由でドタキャンが多く見受けられる。実際今回は直前に5件もの報告辞退が生じた。大会組織委員会のメンバーとして(司会者・討論者への依頼をはじめとする)プログラム作成に多くの時間とエネルギーを費やしてきた身としては、徒労感がハンパでない。わざわざ追加的に準備した会場費も無駄になり、学会財政に悪影響を及ぼす。今後の検討課題であろう。

右手首をギブス固定している状態では立食パーティーは難しいので、学会主催の懇親会には参加しないことにした。その代わりに、2期生ゼミ長KWGC君と久々に*1で会い、新橋にて夕食。旧交を温める。期せずして2日連続のやきとん。

*1:この前に会ったのがいつなのか調べてみたら、キノハチが閉店した2009年12月30日以来であった。8年半ぶりということになる。