オーストラリアの大火災、Neil Peartの死去・・・悲しいことばかり続くが、日々の仕事に追われ過ぎて、悲しみに耽る余裕すらない。
3限に試験監督業務があった以外は自由に使えた一日だが、来年度担当授業のシラバス入稿作業だけで一日が終わってしまう。これだけの労力を費やしても、履修登録に際して読んでいない学生が大半なのが実態であり、労多くして実り少ない、虚しさがつのる作業である。ここ数年、こういう書類作成作業ばかりが増え、そのために本来の業務である教育・研究に割ける時間が激減している。まさしく本末転倒。どうしてこんなふうになってしまったのか。
来年度も英語演習を担当することになっている。今年度の授業を踏まえて、シラバスに若干の修正を加えた。各セッションのトピックはほぼ決まっている(privatizationなど)が、事前にバレると授業の進行上の妨げになるので、シラバスには敢えて記載しない。
- 学部・研究科 経
- 授業科目名 経済学特別演習(GoLD Program: Advanced)
- 授業形態 秋
- 単位数 2
- 担任名 中澤信彦
- 授業方法 / Teaching Methods 演習
- 言語 / Language 英語(English)
- 授業概要 / Course Description
この授業は英語をベースとした演習形式の授業である。授業では、国内外の興味深い政治・経済・社会的トピックに関連する視覚教材を使用して、「対話型アート鑑賞(an interactive appreciation of art)」の手法に沿ってそれらのトピックへの理解を深め、英語圏からの留学生TA(ティーチング・アシスタント)4名とともに英語でのグループ・ディスカッション&プレゼンテーションの練習を行う。
この授業は経済学部の「グローバル・リーダーシップ育成 GoLDプログラム」との連携科目であり、その修了生やこれから同プログラムに参加しようとする学生の履修を特に意識しているが、GoLDプログラムに参加しない場合でも、将来国際的なキャリアを形成したい学生には履修を強く勧めたい。
- 到達目標 / Course Objectives
英語によるディスカッション&プレゼンテーション能力の修得。
- 授業計画 / Course Content
具体的なスケジュールは下記の通りである(進捗状況により変更・調整の可能性あり)。
第1回 授業ガイダンス(この回のみ日本語を使用)
第2回 Session 1(この回以降は90分間英語のみ使用)
第3回 Session 2
第4回 Session 3
第5回 Session 4
第6回 Session 5
第7回 Session 6
第8回 Session 7
第9回 Session 8
第10回 Session 9
第11回 Session 10
第12回 Session 11
第13回 Session 12
第14回 Session 13
第15回 Term-end Presentations
- 授業時間外学習 / Expected work outside of class
プレゼンテーションの準備を授業時間外に行う場合がある。
- 成績評価の方法 / Grading Policies
出席、発言、ディスカッション、プレゼンテーションによって総合的に評価する。
- 成績評価の基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
出席率、発言の積極性、ディスカッションへの貢献度、プレゼンテーションのレベルなどによって総合的に評価する。
- 教科書 / Textbooks
使用しない
- 参考書 / References
鈴木有紀 『教えない授業 美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方』 (英治出版)
- 担任者への問合せ方法 / Instructor Contact
nakazawa@kansai-u.ac.jp
- 備考 / Other Comments
定員:20名。応募者数が定員数を上回った際には抽選を行う可能性がある。※2019年度の履修者は17名で、抽選は行わなかった。
受講に際しての英語力の基準は特に設定していない。重要なのは「英語を実際に使ってみよう!」というやる気である。
重要なのは「英語を実際に使ってみよう!」というやる気である・・・って、教員である自分自身がまさにそう。やる気だけで何とか半期を乗り切った。千里山での教員生活22年間で準備に最も苦労した授業だった。毎回本当に大変だった。
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