院生Oくんが新しい論文の脱稿に難儀している。昨日の23時前に最新バージョンが送られてきた。彼とは週1回(大学院の授業がある金曜日)しか会えないので、今日の11時半からの大学院授業を急遽彼の論文の個人指導に切り替える。(そのために昨夜は遅くまでその論文をチェックせざるをえなくなり、今日は終日眠気との戦いであった。)先週かなり厳しくダメ出しした効果があったようで、文章・論理ともに見違えるように洗練されており、あと少しでジャーナルへ投稿可能なレベルにまで到達していた。最終アドバイスを与え、「明日・明後日がんばって明々後日(月曜)に完成稿を送ってくるように」と指示を出す。11月15日が投稿の最終締切なので、それには絶対に間に合わせたい。
14時からの大学院授業はマルサス『人口論』の輪読。中国人留学生Kくんが学力・日本語力ともに長足の進歩をとげつつある。レジュメに独自の図解まで描き加えるようになった。
15時半から16時過ぎまで17期生(留年中)Yくんの卒論の個人指導。5限、特殊講義(上級経済学説史)。マルクスの搾取理論&人口理論について。超久々に数式を用いた説明も行った。
帰宅後、講義レジュメ作成の続き(レーニン『国家と革命』)。これで上級経済学説史の11月20・27日分の講義レジュメは(おそらく)完成。
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