Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

夏期集中講義の準備を始める

春期末試験の監督業務が1コマ。

今年度も夏期休暇期間中に2校で集中講義を担当する。1つは昨年度に引き続き東京大学経済学部の「政治経済学」(9/13-16)、もう1つは新規担当となる福井県立大学経済学部の「西洋経済史」(8/23-27)である。*1コロナ禍がなかなか収束しないため、残念ながら2つとも遠隔授業(Zoomによるリアルタイム配信)となることが決定した。何度もこの日記で書いているように、僕は遠隔授業がかなり嫌いだ。授業は教員と学生で作るもの。良い講義には受講生の良い反応が欠かせない。受講生のリアルタイムの反応が見えづらい遠隔授業は、講義する側に巨大なストレスをもたらす。とは言え、今さら担当を降りるわけにいかないので、東大は来年度、福井は再来年度(隔年開講)こそ対面での授業が可能となることを楽しみに待つしかない。

今学期が忙しすぎたため、集中講義の準備はまったく手付かずで、今日ようやく着手した。大学ごとに異なるインフォメーションシステムになかなか慣れず、どちらもシステムにログインするだけでもかなり手間取った。東大は事務の担当者が仕事のはやい方で、質問メールに即レスしてくださり、助かった。今日まる一日を費やして、両校の集中講義の準備(テクニカルな側面のみ)をほぼ完了させる。後は、講義資料を作成(改訂)して、LMSにアップロードするだけである。

今日・明日の2日間(午前)、娘と息子は体操教室へ(さらに娘は夕方からボルダリング)。8月2日から大阪府はまたまた緊急事態宣言発令だそうだ。気が滅入る。

【7617】

*1:後者は昨年度本務校で担当した特殊講義をベースとした内容で、ヨーロッパ諸国の経済発展の基本的過程を、特に人口問題とその背景にある経済思想との関連に重点を置いて比較検討する。