Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

日本イギリス哲学会関東部会第108回研究例会

日本イギリス哲学会関東部会第108回研究例会(オンライン開催)において「人間本性・共感・習俗――バーク『崇高と美の探究』の社会思想――」と題する研究報告を行った。

https://jsbph.org/archives/3300

僕の本来の所属は関西部会だが、関西部会例会の開催は12月18日で、この日には前々から仕事(20期生のヴェリタス杯)が入っているため、関東部会に研究報告の機会を求めた。「休みがとれない」と悲鳴をあげる毎日なのに、なぜ貴重な休みを潰してまで学会報告をするのか、不思議に思われる方もおられるだろう。実は今回の報告論文は、恩師TNK先生の退職記念論文に当たり、その入稿締切が12月末日なのだ。入稿前にどうしても専門家のチェックを受けておく必要があると感じ、論文のテーマがバークであるので、バークおよびその周辺の研究者が比較的多いイギ哲で報告させていただくことにしたわけだ。

イギ哲での研究報告は8年ぶり6回目である。ずいぶんと久しぶりである。オンライン開催だが、子どもたちのいる(←土曜なので)自宅からの参加が難しく、大学まで行き、研究室から参加した。第1報告が報告者の急病によりキャンセルとなり、プログラムは僕の第2報告だけになってしまったが、それにもかかわらず11名(僕を含めると12名)が参加してくださった。有益な質問・コメントをたくさん頂戴できて、たいへん有益であった。

終了後、頂戴したコメントをもとに原稿の加筆修正作業を行う。どうもこれ以上の抜本的な改訂は無理そうなので、そろそろ白旗をあげる(入稿準備に入る)とするか。抜本的な改訂ができる時になったら、その時は英語化して別の論文として発表しようと考えているが、それはまだだいぶ先のことになりそうだ。

さて、何と明日も学会発表が控えている。経済学史学会関西部会である。

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