Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学史学会関西部会第180回例会

今日も学会にて研究報告。昨日に続いて大学へ。こんなプログラム。

経済学史学会関西部会第180回例会プログラム

  • 日時:2021年12月12日(日)13:30 -17:30
  • 場所:Zoomオンライン会議室(協力:同志社大学)
  • 開催校挨拶(13:30-13:35)
  • 第一報告(13:35-14:50) 王量亮(大阪大学)「F.D.モーリスの労働者大学における経済学教育:労働者に対する経済学教育の挑戦とその重要性について」
  • 第二報告(14:55-16:10) 佐藤方宣(関西大学)「1970-1980年代日本の経済学方法論」
  • 第三報告(16:15-17:30) 中澤 信彦(関西大学)「マンチェスター期エンゲルスのマルサス批判――マルクス主義におけるマルサス批判の始源を探る――」
  • 閉会挨拶
  • 総会

今回の報告原稿は同僚UEMR先生の退職記念号へ寄稿するべく準備中のもので、年明けすぐに入稿締切がやって来る。四半世紀を超える研究生活で初めてマルクス主義とがっぷり四つに組んだ論文であるので、マルクス主義に詳しい研究者が多い経済学史学会で報告させていただくことにした。

今時マルクス主義に関する報告をどれくらいの(特に若手の)会員が興味をもって聴いてくれるのか? (マルクス主義は研究蓄積が半端なく分厚い分野なので、)専門家からボコボコにされないだろうか? 発表前から不安を感じていた。だが、蓋を開けてみたら、(僕が数えたかぎりでは)部会としては大盛況と言える32名もの会員が拙い報告を聴いてくださり、OT先生やTKNG先生といったこの分野の大御所(特にレーニン研究の大家であるOT先生は個人的にファンである)からじかに積極的な質問・コメントをいただけた。特に後者については、「今後この分野で研究活動を続けてもよい」と背中を押してもらえたような気がして、とてもうれしく、自信にもつながった。

超繁忙期の最中の超貴重な休日を2日も犠牲にした上での学会参加&研究報告だったが、やはり自分から手を挙げたのは正解だったように思う。休日なしで新しい週の仕事が始まるのはさすがに(特に体が)つらいが、明日は教員組合三役会議(2限)も4回生のゼミ(4限)もなく、3回生のゼミ(3限)だけなので、何とか乗り切りたい。

一刻もはやく年末モードに入りたいので、TNK先生の退職記念論文のファイルを編集担当者に送付し、入稿をお願いする。ゲラが出るのは早くても1月末だろうから、これでしばらくこの原稿のことを忘れられる

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